第103章 ある夫婦の3月のお話 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
本殿のある場所まで行くと
両親は既に本殿の参拝を済ませていて
杏寿郎と一緒に本殿に参拝する
参拝を済ませると
神主さんが来るまでの間先に
社殿で待つ様に声を掛けられて
靴を脱いで階段を上がり
社殿の中に入ると
置かれている椅子に腰かける様に言われて
向こうの人がひざ掛けをどうぞと
使う様に進めてくれてそれを受け取る
しばらく 待っていると
準備を整えた神主が現れて
深々とこちらに頭を下げて来る
厳かな空気の中で安産祈願が始まって
神主による修祓(しゅばつ)が始まって
こちらの穢れを払う為の
祓詞(はらえことば)が始まる
神主が一人一人の前に
神楽鈴を持って頭を下げて
頭の上から清らかな鈴の音を受けて
心身から災いを退け
福を願う 鈴降りの儀を受ける
シャラシャラシャラシャラ…と
全員への鈴降りの儀が終わると
神主がこちらへ鈴降りの儀が
滞りなく済んだ事を伝えて来て
祝詞奏上する旨を伝えって来て
本殿に向けて頭を下げて
祝詞奏上する神主に合わせて
頭を下げて祝詞に静かに耳を傾ける
その後は神主から玉串拝礼についての
作法を丁寧に説明を受けて
神様に玉串を奉納する
置かれている玉串を
右手は上から左手は下から添えて
玉串を自分の手に取ると
玉串は胸の高さで持ち
玉串台の前まで進み軽く一礼する
玉串を時計回りにして持ち直すと
根元が体に向くようにし立てるように持って
左手を右手に添えてから降ろし
無事に赤ちゃんが産まれる様に気持ちを込めると
右手を玉串の下に添えて
左手で玉串を時計回りに回し
根元が玉串台の方へ向くようにして
玉串を台に乗せて奉納する
深く二礼二拝
二拍手
深く一礼
軽く一礼
すると座っていた場所に戻る
全員が玉串拝礼を済ませると
神主が 安産祈願の祈祷の
終わりの合図である報鼓が鳴らし
授与品である
赤米(これは家で普通の
お米に混ぜて頂く様にとの事だった)
安産のお守りにお札と
絵馬とサラシの腹帯
一緒に預けていた簡易式の腹帯を受け取る
絵馬はここで記入して
奉納して行く様にと言われて
気まずい空気だったので
両親が気を遣ってくれて
奉納が終わったら来たらいいよと
先に下に戻って行ったので
マジックを貸して貰って
絵馬に”元気な赤ちゃんが産まれますように”と
定番の願い事を記入すると