第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ハリモグラっていう、
カモノハシに近い動物なんだけどね?」
「そもそも、俺はその
ハリモグラと言う生き物を知らないんだが?」
「えっとね、日本の動物園にも
3か所ほど、ハリモグラが居る動物園があるよ?
オーストラリアに棲息してるんだけどね?」
そう言いながら
みくりがハリモグラと言う
これまた得体の知れない
動物の話をして来て
「俺が聞きたいのはそこじゃなくて」
「ああ、どうして。
4本もあるかって事、
その辺りは謎が多いんだけど、
一度に使うのは2本らしいよ?
私もハリモグラじゃないから知らないけどさ。
でね、ハリモグラは赤ちゃんじゃなくて。
卵を産むんだってさ、びっくりじゃない?」
「卵?卵を産むのか??」
杏寿郎の脳内では
ハリモグラと言う名前から
そのビジュアルはあのハリネズミの
ハリがふわふわになった姿の生き物なのだが
「見る?ハリモグラ」
そう言いながら画像検索をしている様で
4本あるペニスの方の画像なのかと
杏寿郎が心配していたが
みくりが見せて来たのは
可愛らしい生き物の画像で
「ハリネズミですよって見せられたら、
ハリネズミに見えるな…ハリモグラ」
「でも、このハリモグラの体毛は
鋭いから刺さるよ?ハリモグラって
呼ばれてるくらいだしね。
可愛いよね?つぶらな瞳で」
「いや、見た目が可愛いのはいいんだが…。
そんな凶悪な物が付いてるんだろう?
その、彼らには…」
「はい、これ…」
ハリモグラの生態について
その部分が4つある理由が
書かれているページを
どーぞとみくりが見せて来て
「要するに、ハリモグラの雌にも
分岐する2つの生殖器があって。
交互に使用する事で、連続して
交尾が出来るシステムなのか?」
「別に、4本にしなくても。
ライオンみたいな感じじゃダメだったのかな?」
前に白浜の旅行で
アドベンチャーワールドに
行った時にライオンの交尾の話は
あれこれとみくりには聞いたが
ゴロンと杏寿郎がベッドに寝ころんで
トントンとこっちで横になる様に
促して来るから
もそもそと杏寿郎の隣に移動して
杏寿郎の腕を枕にして収まった
「世界には、面白い生き物が居るもんだな」
「そうだね…、流石にハリモグラは
知った時はびっくりだったけどね」
「少し…休むか?みくり」