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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



杏寿郎の身体に
自分の身体をすり寄せて
杏寿郎の匂いを思い切り吸い込む

「気の所為か?嗅がれてないか?」

「杏寿郎の匂い…、好き…、嗅ぐ…」

「いいんだな?」

「え?いいって?何?何がっ?」

ニヤニヤと不敵な笑みを
杏寿郎がこちらに向けて浮かべていて

「俺の匂いを嗅いだという事は、
俺に匂いを嗅がれると言う事だぞ?
もう、君は嗅いだんだからな。
拒否権は無いぞ?」

「何?どこの界隈の
ハンムラビ法典なのそれっ。
やっ、ちょ…嗅がないでってばっ」

「嗅いだ者は嗅がれるべしだな…。
勿論、ただ、臭いを嗅ぐだけじゃ。
俺は奥さんと違って、済まないけどな」


どうやら…このベッドの上の小さな国では
そんな法典がまかり通って居るらしくて

「やっ、ちょ…、杏寿郎…ッ。
休憩っ、休憩するって言ってたよね?」

こっちの首筋を嗅ぎながら
ごそごそと身体を弄って来るから
これは何がどう転んでも
嗅ぐだけの人の行動ではなくて…
今からもう一回する人の行動だからっ

「20分ぐらいは…、休んだだろう?」

「杏寿郎…、やっぱりライオンなんじゃ…」

「流石に俺も、
ライオン程は回数は出来ないぞ?
ライオン…ぽく、するか…?後ろから」

「首…噛まないんだったら…いいけど…さ」




ーーー
ーー



こんな感じで……

まぁ いつも通りに…

私達が夫婦になってから初めての

今年のバレンタインデーは終わったんだけど


生まれて来る赤ちゃんが

男の子だったら

来年は…チョコレートは要らなくても


夫婦のとはまた違う

家族の…バレンタインになるのかな…なんて

そんな事をぼんやりと考えていて


「楽しみ…だね、杏寿郎…
来ね…んの、バレン、…タイン…も…」


すぅっとその言葉は
いつの間にか寝息に変わって行った


「ああ、来年のバレンタインも
どんなバレンタインになるか。
今から、楽しみにしてるぞ?奥さん」


おやすみとありがとうのキスを
杏寿郎が寝息を立てて眠って居る
みくりの頬に落とすと
満たされた気持ちで
杏寿郎もみくり共に眠りに落ちて行った







夫婦のバレンタインデーは 後編



        

               ー 終 ー




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