第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ねぇ、杏寿郎…あのさぁ」
バレンタインデーのプレゼントとして
用意をしていたチョコレートの匂いのする
コンドームを杏寿郎の方に差し出しながら
みくりが杏寿郎に声を掛けて来て
「ん?何だ?
どうかしたのか?みくり」
「いやあのね、今日はさ…
私が…杏寿郎に…さ。
サービスする感じじゃなかった?」
「いつものアレ、使うんだろ?
これの上から付けて貰うか?君に」
いつものアレと言いながら
手を輪っかの形にして来るから
杏寿郎はオーナットの話をしてるんだろうけど
可愛らしい板チョコの絵柄が
沢山並んでプリントされた
コンドームの袋を破いて
杏寿郎が着けるのをじっと見ていると
「見られてるとしにくい…んだがな」
「いや、その…っ、
どう?それ、業務用のやつだし
ギシギシしてない?
ギシギシしてるんだったらその…」
「安物のゴム特有の…何と言うか。
ギシギシというか、ゴワゴワと
言うか、あの引っ付くと言うか
微妙に引っ掛かる感じが…嫌なんだろ?」
業務用だと言うのを
買って置いて気にしてる様子で
そのゴムの材質の質感が気になるらしく
「バレンタインだからさ、
そのチョコのやつにしたけどさ?
その安物のゴムってさ…中がさ…
いや、正確に言うと…中じゃなくてさ」
「要するに…ゴムずれするって事だろ?
ローション多めとかでも、なるもんなのか?
そこまで気になるなら、
どうして、あれにしとか無かったんだ?」
どうせ理由なんて
バレンタインデーらしいからって
そんな理由なのだろうが
よっぽどゴム擦れするの嫌なんだろうが
「いつものやつ?黒い箱のやつ?
あれの白い箱のやつをね
売ってるの見つけて買ったのあるよ?」
「あるのか?白のZONE。
値段の割に数が少ない方だろ?それ…」
「そうそう、お高い方のやつ」
もし… あの業務用のやつでゴムずれして
アソコがひりひりしちゃったらの為に
用意したのが黒いのじゃなくて
プレミアムの方の白いZONEなんだけど
「そっちの方が…良くないか?
バレンタインデーに拘り過ぎて
奥さんの大事な辺りが傷ものになる方が、
問題あるんじゃないのか…?みくり」
確かに…1回 ゴム擦れしちゃうと
数日…トイレが苦痛だしな…染みて
「えっと、じゃあ、白い方のゴム…使う?」
「お値段なりか、試すか」