第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「……そろそろ、上がるか?
ここでしたら、身体がふやけそうだしな」
そう言ってそこに
自分で導いて触らせて置いて
離す様にこっちに促して来るから
むぅ~んとみくりが
不満そうな顔をしていたので
「はぁ…、分かった…、続き…あっちでな?」
お風呂を上がると身体を拭くのは適当にして
備え付けのバスローブを羽織ると
洗面所の備え付けのドライヤーが
ダイソンのドライヤーなのに気が付いて
「杏寿郎、ここのホテルのドライヤー
いつも家で使ってるやつと同じだよ」
「乾かすか」
家でしてくれるのと同じ様にして
頭をお互いにドライヤーで乾かし合って
もうした後はそのまま寝ても良い様に
そこで歯磨きも済ませてしまって
あのリゾートホテル感が満載の
天井から天蓋が下がった
クイーンサイズのベッドに向かった
「あのテレビの映像もあるから、
リゾートホテルに来た気分だな」
部屋の家具もリゾートホテル風で
統一されているから
ここが日本だってことを忘れてしまいそうな程の
特別感がある様に感じる
「ああ、忘れる所だったな…」
そう言って持って来ていた
荷物の中から
前の巣ごもりの時に使った
リモコンのローターバイブと
家で使っている温感のローションを
荷物の中から杏寿郎が取り出すと
ポイっとベッドの端の方に投げて置いた
「ねぇ、それ…やっぱり…使う…の?」
「使いたいなら、持って行けばいいって
言ったのは君だろう?」
「それは…、まぁ、そうなんだけど…」
もう…すぐに…その…
するのかなとか…て思ってたから
中途半端…な状態のままで
ずっと…焦らされたままになってるし
「ご不満…な、顔だな、その顔は…
なら、奥さんのご希望に沿うか?」
ご希望に沿うか…と杏寿郎が言って来て
今から…まだ…そうするまでに
お預け…されてしまうのかと…思うと
その15分20分…位を
更にじりじりと焦らされる訳で
「俺と…したいか?みくり」
そう優しく問いかけられてしまって
「う…ん、杏寿郎と…、したい…」
ふっとみくりのその言葉に
杏寿郎が満足そうにして笑うと
「そうか、なら…そうするか」
「その…、杏寿郎…、するんだったら…ね」
「あの君がくれた、ゴム使うんだろ?」
プレゼントとして用意していた
コンドームを使うかと聞いて来て