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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「プリン途中だっただろう?
食べさせるか?プリン」

そう言えば…前にホワイトデーの時に
杏寿郎にプリンを
食べさせて貰った様な気がするな
あれはバケツプリンだったけど
今日のは瓶のプリンだけどさ

「もう食べさせる気満々の癖に…」

「ああ、そうだな…」

私に膝の上に乗る様に促して来るから
足を開いて座っている
杏寿郎の足の間に収まる様にして
ソファの上に横向きに座った

杏寿郎が滑らかで柔らかいプリンを
スプーンですくって
私の口元に持って来るから
それを自分の口の中に取り込む

ほのかなカラメルソースの
ほろ苦さを甘さの中に感じながら
優しい味のするプリンは
舌で押しつぶせる程柔らかい

「美味いか?プリン」

そう言って次のプリンを
どうぞとして来るから
返事をする前に次のプリンを食べると

「うん、美味しいよ。プリン。
杏寿郎も…食べたら…って」

「そうだな、俺も食べるか…」

そう言いながら更に
瓶の中のプリンをスプーンですくって
こっちに差し出して来るから

「私が食べるんじゃなくって…ね、
杏寿郎が…食べるんだよ?プリン」

私だってこの旦那さんの
考えそうな事なんてわかってるから
あの展望台でもキスしたがってたし…

プリン食べるだけのキスで…
杏寿郎が済むのかな…とかって
そんな心配をする事も…
オチが見えてるから…
するだけ…無駄なのかなって

「どうしたんだ?みくり
プリン、食べないのか?」

「だから…、食べるのは…」

「俺の方…だって言いたいんだろう?」

「食べるのは杏寿郎だけど…、
食べられるのは…、その…プリン…」

その先は言うのをやめろと言いたげにして
ズイっとプリンを差し出されてしまって
促されるままにプリンを口の含むと
そのまま予想通りに杏寿郎にキスをされてしまって

口の中に割り込んで来た舌に
舌とプリンを絡め取られて
カラメルソースの味が
唾液に溶けて蕩けたプリンと一緒になって
舌に絡みついて来て

「んッ…、ふ、ンん――ッ」

「俺が食べるのは…、
プリンの味の奥さんの方だな。
バレンタインだからってチョコに
拘らなくても、良くないか?
別に、プリンでもいいんじゃないか?」

そう言いながらさっきまで
私にプリンを食べさせていた
スプーンで新しいプリンをすくうと
今度は自分の口の中にプリンを入れて

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