第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
天蓋付きのクイーンサイズのベッドが
2つ引っ付けて設置されていて
ソファセットとは別にダイニングセットもあって
入口から見える大きなサイズの
65インチのテレビには
青々とした南国の海の映像が
その波の音と共に流されていて
壁に設置されているテレビなのだが
こうして見ると
バリのリゾートホテルの窓から見える
景色の様にも見る事が出来て
「大きな窓から外の景色でも見てる様だな」
「これ、待機画面みたいだけど
海の中の映像にも切り替えできるんだって」
そう言いながらリモコンで
テレビの画面を操作すると
その海の砂浜の映像が
海の中の映像に切り替わる
「こうして見てると、
お部屋がリゾート感があるから。
モルディブのコテージにでも
来てるみたいだね~」
モルディブの海の中にある
コテージにでも泊まった気分を
リーズナブルに味わえるのか…
「新婚旅行…ぽいか」
「バリもモルディブも、
人気の新婚旅行の行先だもんね。
杏寿郎、コーヒー淹れるでしょ?
買って来たプリン食べる?」
「いや、俺がコーヒーは淹れるが…
マッサージチェアも2台あるんだな」
テレビを観ながら
二人で一緒にマッサージチェアが
使える様になっていて
コーヒーのお湯が沸くのを待つ間
ここで寛ぎながら待つかと
杏寿郎が言って来て
置いてあるソファもリゾート感のある
エスニック風のヒヤシンスソファで
お揃いの素材の
ガラスのテーブルが置かれていて
そのソファセットの隣の背の高い
フロアライトもバリ風のバンブー素材だ
一緒にマッサージチェアで
まったりしながら
お湯が沸く時間を待ちながら過ごす
「こんな近場で、南国リゾート
出来るっていいよね?」
「そうだな、ちょっとした
旅行にでも来た気分だな」
お湯が沸いて
杏寿郎がコーヒーを淹れていると
部屋をウロウロと探索してたみくりが
慌てた様子で籠を持って戻って来て
「杏寿郎っ!お風呂場にお花あったよ。
フラワーバスに出来る蘭のお花」
ほらほらと蘭の花が入った籠を
こっちにこれ見よがしに見せて来るから
「なら、プリンを食べて一息ついたら
その花を入れて、風呂に入るか」
「お外にもお風呂あるよ?露天風呂」
昨日は入るのは洗い場が外だったから
断念した展望ジャグジーだったが
「入りたいか?露天風呂」