第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
ロビーのあちこちにカエルの
大小様々な置物が置いてあって
「お部屋、決めて来るね。
私が、決めちゃて良かった?」
「ああ、別に俺は…部屋は狭く無くて
ベッドがあれば…どこでも…いいが」
部屋の希望があるかと言われて
自分の思って居る事を伝えると
分ったと言って受付に行って
普通のホテルの様に
有人のフロントが受付になっているから
タッチパネルとかで部屋を選ぶのではなくて
普通に対面で会話をして
好みの部屋を選んでいる様で
しばらくすると部屋の鍵を持って
こちらへ戻って来て
これで部屋までホテルのスタッフが
案内でもしてくれたら
ラブホテル…だとは思わないだろうなと
このフロントとかロビーの雰囲気とか
バリ島の雑貨や ピクルスのぬいぐるみを
多数扱っているお土産物屋?的な物もあり
ラブホテル感は全然しない
好きなアメニティをバイキングの様にして
選べるコーナーがあって
入浴剤やシートパック ヘアクリップ等
足裏シートや使い捨てのミニカイロ…
自分が欲しいのを選べるらしい
無料で飲める
デトックスウォーターとワインの
サーバーも設置されていて
無料で小さなデザートも部屋で食べられるが
「これ、食べるでしょ?
牧場で買ったプリン」
「ああ、そうだな。
欲しいアメニティは取ったのか?」
今日買ったプリンを食べようと
話してたので
それは貰わないと言う方向で
話はまとまったので
そのままみくりが選んだ部屋へと向かう
廊下にもお香の匂いと
エレベーターの中もバリリゾートを
思わせる香りがしていて
「こう言う、ホテルの
1室がコンセプトルームとかはあるが。
ホテル全体がブレないコンセプトなのも
一層、全体の統一感がある感じがするな」
エレベーターの中の木彫りの飾りを
みくりがまじまじと見ていて
「ここ、ここにもカエル居るよ」
エレベーターの壁の飾りの
木彫りの板の中にも
カエルが居ると言って来て
「カエルなら、その隅にも居るだろ?」
エレベーターの隅にもちょこんと
カエルの置物が鎮座していて
部屋のある階にエレベーターが止まって
荷物を持って降りると
鍵に書かれている番号を見て
利用する部屋の前で確認すると
鍵を差し込んで開いた
部屋の中もバリリゾートを意識した
内装になっていて