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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第23章 惣菜屋さんの筑前煮 後編 お相手:煉獄杏寿郎


何に丁度いい位かと言うと
杏寿郎さんがお夕飯に食べるくらいに
丁度いい位に残っていて

その横に書置きがあるのを見つけた

「どうか、なさいましたか?みくりさん」

「いえ、その。私は、
時々、トキ叔母さんが
怖いと思う時がありまして…」

「佐伯さんの事が?それは、何故です?」

私が怖いと言ったのを
意外だと言いたそうな顔で
彼がこちらを見て来て

「父さんが言ってました、
トキ叔母さんは小さい頃から、
普通の人には見えない事が
色々と見えていて…。知り得ない事を
知って居たりしたから、
周囲から気味を悪がられる事があったと…」

「人と言うのは、
自分と異なる物に対して、時に
排他的になるものではある物だが。
そう言った、変わった事や、
不思議な事に近しい人と言うのは…。
世界に愛されている人だと、
俺は聞いた事がありますが…。
故に、その人に幸運や。知識を世界が
与えるのだと、聞いたことがあります。」

「世界に…、愛される…そんな風に
考えた事がありませんでした…。
あ、お茶を…淹れますので…
適当にくつろいで頂いていて貰って
よろしいでしょうか?」

お茶を淹れて
杏寿郎に出して
ふたりで下の和室のちゃぶ台で
お茶を飲む

自分の分を飲み終えて
私がお茶を飲み終えるのを
彼は静かに待っていて


私の湯飲みが空になったのを
目視で確認すると

「では…、みくりさん。
お手伝いをさせて頂いても?」

そうと艶のある声で
問いかけて来られて

私はその問いに 頷いた

「あの…、でしたらここでなくて。
二階の方に…」

二階に先に上がって
襖を開いて杏寿郎に
中に入る様に促した

こうしていると

彼をあの祭りの夜に招き入れた時の
記憶が蘇って来る

それに それからも

幾度となく
私は彼に この部屋で抱かれていて

その度に 愛される喜びを

感じるままになって行く

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