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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「前に奏さんと付き合ってた時に、
一回だけ、顔見たんだけど。確かに
凄い綺麗な人だった気がする。
でも、奏さんにそっくりだったよ」

言ってしまってから
しまったと思ったんだけども

「じゃあ、その君が付き合っていた
奏さんとやらは、彼女に似てるなら、
相当美形な男前だったんだな?」

「杏寿郎も男前だよ?」

「そんな取って付けた様な言葉は
俺は、要らないからな。と言いたいが、
どうせ、顔は君はどうでもいいんだろう?」

そう俺が言うと
みくりが変な顔をしながら
何故わかったのかと言いたそうな顔をしていて
こう言う時の顔に素直に出る辺りは
みくりのいい所ではあるんだが

「えっと、それは…、私が杏寿郎の
どこが好きかって聞かれてたりする?」

その後に言った言葉は
何となくには想像がついていたんだが

「教えてくれるのか?」

「ご飯をね、沢山ね。
美味しそうに食べてくれるから好き」

「は?そこなのか?」

「え?むしろそこが大事だよ。
私よりも、ご飯を沢山食べるのも大事っ。
それからね、美味しい物を
食べたりとか吞んだりとかするのにね。
時間も労力も惜しまない所とかね。
美味しい物を美味しく食べる事に対してのね、
お金とか時間のね使い方と言うか、
それも楽しもうする姿勢とかね、
価値観がね。私と一緒だからだよ」

みくりがそう言って
へへへへと笑っていて
そのみくりの理由は
俺にも妙に納得が付いてしまったんだが

「それは何も、美味しい物を
美味しく食べる為に労力を割いて
楽しもうとする姿勢については。
食べる事だけに限局した物でもないだろう?
その姿勢に関しては、
あっちの方も一緒じゃないのか?」

「あっち…って、夜のって事?」

「まぁそっちについては、俺は
奥さんに満足させて貰ってるからな。
色々とな?まぁ、
その辺りの事もあるからだろうな?
君と居るのが心地いいと感じるし、
一緒に居るのが、しっくり来る理由は」

「何かそれ、褒められてるんだろうけど、
あんまり褒められる気がしないのは…
なんでなんだろう?まぁ、いいけどさ」

そんな話をしながら
まだディナーには若干早い時間だったから
日高山にある展望台の中の一つの駐車場に
みくりが車を停めると

「時間が中途半端だしさ、
時間つぶし、して行かないかなって」
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