第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「子供が産まれるし、家も建てるから
お金の心配か?君に何かがあって
早めに産休に入ったとしても。
生活に困る程の心配はしなくても
良いと俺は、思うがな?」
「別に、杏寿郎の稼ぎがどうこうって
そんな話をしてるんじゃないんだけどね。
うちの会社は、割と給料いい方だとは
思うんだけどね。一応は4大卒だし…
あのお金をどう使うつもりだったのかなって
杏寿郎の意見をね、ちょっと
聞きたかっただけだからさ」
「成瀬さんの返事はどうだったんだ?
あの人、俺達の家自分で
建てるつもり気満々だっただろう?」
温泉の散策をしている時に
LINEはしたとは言って居たが
相手があの成瀬さんだからな
家の大きさこそは小さくはしてくれそうだが
「分かったって言ってたよ?」
いや…絶対分かって無いだろ?
あの人がそうあっさりと
自分の考えを覆さないし
多分覆したりはしないはずだからな
「みくり。俺が思うにその
成瀬さんの”わかった”は、俺達に
一億の家を贈るのは止めるって
だけの意味だぞ?それ」
「え?じゃあ、
5000万の家くれるつもりかな?」
「あの人が、俺の言う事を聞くとも
思えないんだがな、今月の末には
一度あっちに、打ち合わせの
出張が入ってるからな。その辺りも
その時に話をすればいいんじゃないか?」
そう今月の末には中条市で
打ち合わせがあると言って来て
私が今月の22日に安定期に入るから
その週土曜日の25日に
丁度健診を受ける日になってるから
旅行とかに行っても良いかって
お医者さんに聞くつもりにはしてるんだけど…
安定期に入ったら…と言えば
「週末の健診の時に、
旅行の許可が出たらの話なんだがな」
杏寿郎が旅行の話をして来て
妊娠してしまったらって
お流れになっていた九州への
旅行の話を思い出した
「伊黒や不死川とも何時が良いかと
時期を相談をしてたんだがな。
春になって暖かくなってからが、
良いと思ってな、4月に皆で
合せて有休をとって、福岡に行かないか?」
「うん、行きたい!雅さんにも
会えるんだよね?楽しみだね、九州。
壇蜜に似てる美人さんなんでしょ?」
LINEは博多の壇蜜こと
月城雅さんには聞いていたので
あれから月城さんとは
みくりはLINEではマメにやり取りを
している様だったんだが
「美人なのは認めるがな」