第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ああ。そうだな、プリンと
ヨーグルトとチーズも買うか?」
日高山牧場の自社製品の
プリントヨーグルトとチーズを
買って行く事にして
車のトランクには
クーラーボックスは入ったままに
なってるのはなってるから
ここで保冷剤の大きいのを100円で買えば
これからディナーして
ホテルに入るまでの時間も
今は寒い時期だし 大丈夫だろう
ここの入場料と
バター作り体験の体験料金を
私に出して貰ったからと言って
杏寿郎がそれを会計しにレジに
持って行ってお会計を済ませて戻って来て
「ごめんね、ありがとう。
出して貰っちゃって」
「ん?礼をわざわざ言う程の
事でもないだろう?夫婦なんだしな」
うちの家は共通の名義の口座に
と言っても名義は杏寿郎のモノだけども
私が通帳を持っていて
杏寿郎がカードを持ってるから
どっちからも幾らその口座にあるのかは
確認する事は出来るんだけど
その夫婦ので共有して管理してる口座に
お互いの給料から一定の金額を
給料日に毎月振り込んでいて
そこから家賃や光熱費 食費とかの
生活費は支払っていて
残りの給料は自由に使える感じなんだけども
それとは別に結婚式の資金として
交際してた期間から貯金してた
結婚式が挙げられるくらいの額の
纏まった貯金もあるんだけど…それは
新居の頭金にでもすればいいかなぁって
そんな風に考えてるんだけど
会計をすませて牧場を後にすると
駐車場に停めていた
車に乗り込んでシートベルトを締める
「ねぇ、杏寿郎」
「ん?何だ?みくり」
駐車場の中を車を移動させながら
みくりが杏寿郎に声を掛けて来て
「あのね、付き合ってた時からさ
結婚式の資金にしようねって、
私の名義で貯金してた口座あるでしょ?」
「ああ。どうしたんだ?突然。
何か、高額の買い物でもしたいのか?」
「あのお金ってさ、杏寿郎的には、
子供が産まれるからさ、そっちの
子供の学費とかさそっちに回すつもり
だったりとかする?その、中条にお家を
建てるでしょ?その頭金とかに~とかって
そっちに使うつもりで予定してる?」
「何かと思えば、あの口座のお金の話か。
まぁ、俺も結婚式を挙げて、余った分は。
それこそ、新婚旅行の宿泊先の
ホテルのグレードを上げたり、
夫婦で旅行したりするのに
そのお金は使えばいいとは思って居たが」