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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



体験教室の受付で
バター作り体験をしたいと伝えると

体験料金を支払って
案内されたのは
外からガラス張りで
体験をしている様子を
見学する事が出来る調理室で

「何か、学校の調理実習室みたいだね。
この感じ、懐かしい感じがする~」

「ああ、そうだな。
確かに小学生の時を思い出すな」

椅子に座って
待っていると
トレーの上に乗った
瓶に入った生クリームが届けられて

それを振ってシェイクすると
5分から10分で
中の油脂分が固まってバターが出来ると
係の女性から説明を受けて

その生クリームの入った瓶を
ひたすらにシェイクするだけの
簡単なお仕事をしていると
段々と振ってシェイクしてる
瓶の中で何かが動く様なそんな感覚が
自分の手に伝わって来て

「ん?さっきまでと。変わって来たか?」

私が感じてる物は
杏寿郎も感じている様で

「バターが出来て来てるって事かな?
ちょっと、重たい感じがして来たけど」

みくりがそう言いながら
更に瓶を振ってシェイクすると
その感じていた瓶の違和感の様な物が
どんどんと大きくなって来て居るのを感じる

そうしてる内に振っても
振ってる感じがしない感じになって来て

それ以上は降っても意味が無いので
中に残ってる液体の部分を
捨てる為の紙コップの中に捨てると
瓶の中には真っ白のバターが出来ていて。

そのバターにお好みの量の
塩を加えてクラッカーに付けて
出来たてのバターを味わう

「うーん。
バターを付けたクラッカーの味だな」

「確かに滑らかな口ざわりだけど、
バターはバターだね。美味しいのは
普通に美味しいけど…。
感動的なおいしさって事はないかなぁ~」

そう作ったバターの味の
率直な感想を言い合って

また入口のゲートまで
牧場の中を移動して
牧場のミルクを使った
チーズやプリンを販売している
お土産物屋の商品を見て回る

牧場らしく
羊やヤギや牛のぬいぐるみがあって

「何か買って帰るか?」

「お土産にって事?
牧場プリンは美味しそうだけど。
バームクーヘンとかもあるね」

「プリン買って行って、
夜に食べればいいだろう?」

買って帰ってじゃなくて
買って行ってと言う表現に
今夜の事を想像してしまって居て

「うん、そうだね…。
折角来たんだし、美味しそうだもんね。
買って行く?…プリン2つ…」


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