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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



オルゴールミュージックを
車内で聴きながら
日高山のドライブを楽しむ

「これから、どうするつもりなんだ?」

「折角だから、お昼に食べた
チーズを作ってる
日高山牧場に行こうかなって」

そう言って
オルゴールミュージアムから
日高山牧場まで車を走らせる

日高山牧場では
アイスクリームやバターを作ったり
牧場の羊から刈り取った
羊毛を使ったクラフトを作ったり
子牛にミルクを飲ませたり
乗馬体験が出来たりできる

大人500円の入場料金を払って
牧場の中に入ると
まずはヤギが出迎えてくれて
自動販売機でヤギの餌が売られていて
人に慣れているヤギに
手の上に乗せた餌を小さな子供が
ヤギに食べさせているのが見えた

「杏寿郎っ!!見てッ見て、凄いよ!
前に見たヤギとは別物だよ?
見てッ、あの、動物と小さな子供との
理想的なふれあいの姿ッ!!」

みくりがヤギにエサやりをしている
子供を指差して杏寿郎にそう言って来て
みくりは前にホワイトデーの時に
イチゴ狩りに行った観光農園の
ヤギの事を言っているんだとは思うんだが

確かにこの牧場のヤギは
餌を狙って奪い取りに来る様な
アグレッシブさは感じられずに
小さな子供もヤギを怖がることなく
エサやりを楽しんでいるので
それを見たみくりが
その姿を理想的な姿と
そのエサやりの光景を表現して来て

「エサやり…するか?みくり。
マイナスドライバー専用に」

「違うよ、杏寿郎。ここの牧場に居るのは。
マイナスドライバー専用でも。
ましてや、バフォメットでもないよっ!!
可愛い可愛いヤギさんだよ~」

そう言って餌を売っている
自動販売機で餌を購入すると
餌の入った最中を半分に割って渡して来て

「はい、杏寿郎も」

「ああ」

その中に入っている
ペレットタイプの餌を手に乗せて
ヤギにエサやりを嬉しそうにしていて

「可愛いね、ヤギさん。
こんな可愛いヤギさんだったら
エサやりも自分の子供にも、
安心してさせてあげられるね」

そう言いながら
エサやりをしているみくりの姿を
少し離れて見ながら
そのエサやりをしている
みくりの隣で自分達の子供が
ヤギにエサやりをしている姿を想像する

「いいもんだな、エサやり」

「え?でも、杏寿郎。
まだしてないじゃん。エサやり」



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