第102章 夫婦のバレンタインデーは…後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
前に浜名湖に旅行した時にも
透明のドームテントに宿泊したが
かなり気密性が高いらしく
この時期の山の気温だと言うのに
ドームテントの中にあるコタツと
設置されているストーブで十分に暖かく
快適に過ごす事が出来て
「なぁ、そっちじゃなくて
俺の隣に来たらどうだ?奥さん」
丸いドームテントに設置されている
丸いコタツに向かい合って
みくりが座ろうとしていたのに
杏寿郎がそう声を掛けて来て
「隣同士…に座るの?」
「良いだろう?夫婦なんだし」
コタツに設置されていた
座椅子を杏寿郎の隣に
移動させようとしていたのを
杏寿郎が俺がすると
自分のさっき座っていた座椅子の隣に
みくりの座椅子を移動させてくれて
4人まで利用できる
ドームテントの中で
一緒にコタツに入ってピッタリと寄り添う
「いいもんだな。コタツ。
こんな、大自然を眺めながら…コタツを
楽しめるとはな、思っても無かった」
「そうだね、山の豊な自然も
透明のテントだから。眺められるし。
自然の中って感じながら、
コタツでぬくぬく出来るもんね」
「と言うか、ここで
ランチが食べられるってイメージが
俺には無かったんだがな…」
「リニューアルしてから、
森のカフェみたいなのが出来てるよ?
ああ。ランチはね、この日高山に
牧場があるでしょ?その牧場の
チーズを使ったチーズフォンデュとね、
ラクレットチーズのグリルがね
一緒に食べられるんだよ」
そうランチについて
みくりが言って来て
「ここで、コタツでぬくぬくしながら
温かいもの食べれば、身体は
十分に温まりそうだな」
コタツで寛いでいると
専用のオーブンで
ラクレットチーズを溶かしながら
頂くラクレットチーズのグリルセットと
骨付きのソーセージに
地元の和牛のフィレ肉のステーキの付いた
チーズフォンデュのセットが運ばれて来て
「随分と豪華なんだな…」
「ここのプランはね、本来は
こっちのラクレットチーズの
グリルセットなんだけどね?
多分、杏寿郎には、
それだけじゃ、
足りないだろうなって思たから。
あっちのレストランの
チーズフォンデュのセットとね
ここで食べられる様にってお願いしたの」
丸いコタツの上が
一杯になる位に皿が並んでいて
バゲットの上にラクレットチーズを乗せると
専用のオーブンにセットした