第101章 夫婦のバレンタインデーは…中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そのまま 首筋にちゅ…ぅ…と音を立てて
杏寿郎に吸い付かれてしまって
またしても 旦那さんに
見える場所に跡を付けられてしまった
私の首筋に残った跡を満足気に撫でると
脱がせたコートを杏寿郎が戻して来て
「さて。このまま…ここで、
キスばっかりしてても仕方がないからな。
そろそろ、今日の目的地に行くか」
目的地…夕飯の時間とか言っていたし
どこか夜景が綺麗に見える
レストランでも予約してるのかと思いながら
展望台の駐車場を後にすると
そこから車で10分ほどで
目的地に到着した様で
辿り着いたのは…ホテル…はホテルだったけど
斜め向かいにあるホテルも
ハイクラスのホテル 日高山迎賓館で
今 私達が居るのは…その日高山迎賓館の
お向かいさんみたいな位置にある
オーシャンテラス日高なのであるが…
お向かいさんも口コミ評価の高いホテルだけど
こっちのオーシャンテラス日高は…
お部屋が確か…全5部屋しかない所で
「ねぇ、旦那さんさぁ…どうしてここなの?
今日、ここに泊まって明日はラブホなの?」
「ん?今日はどうしてここにしたのかって
俺に聞きたいのか?みくり。
ここは客室が、5部屋しかないからな。
ゆっくり部屋からも風呂からも、
神南港市の夜景が見れるしな。
他の宿泊客にも会う事もないだろうし
そんなに気を遣わなくていいだろ?」
どこかは予約してるんだろうなぁ~とは
こっちも思ってたけど…
「それに、夕食も個室だからな。
君のここの跡が、他所の
誰かに見られる心配も無いぞ?」
みくりが納得が出来ないと
言いたげな顔をして杏寿郎を見ていて
「レストランのスタッフの人とか…いるじゃん」
「そっち側が壁になる方に座ればいいだろ?」
杏寿郎は… こんな事をするのは
割といつも通り…なのかも知れないけど
「さ、チェックインして夕食にしよう」
そう言ってトランクから荷物を出すと
それを持ってホテルの建物に向かって行くから
その杏寿郎の後を追って
みくりもホテルの建物に入って行く
チェックインを済ませると
そのまま夕食を摂りたいと杏寿郎が言って
荷物はお部屋に運んでおいて貰えると言う事で
フロントでキャリーバックを預けて
その足でホテルのレストランへ向かう
全5室しか客室は無くて
レストランは完全個室だから