第100章 夫婦のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「じゃあ…、着ける…か?ゴム」
「着けて…ッ」
目隠しをしてるから
杏寿郎がどんな顔をしてるのか
こっちには見えないけど…
でも…きっと 今…
「そうか、なら、…決まりだな…」
スッと杏寿郎の気配が遠のいた感じがして
見えないから分からないけど
今… ゴムを着けてるんだろうけど
そわそわと落ち着かなくなってしまって
目は目隠しをされていて見えないし
腕の自由がないからか
余計にひとりにされている気がして
不安になってしまう
「杏寿郎…?」
小さな声で所在を確かめようとして
杏寿郎の名を恐る恐るに呼ぶと
「どうしたんだ?奥さん。
そんな風に呼ばなくても、俺はここだが?」
よしよしと頭を撫でられてしまって
そのまま両手を頬にあてて挟まれる
杏寿郎はやっぱりちょっと狡いと思う
人にあんな風に
選びようのない様な選択をさせて置いて
ちょっと強引な感じにして置いて…だ
こんな風にして 頭を撫でて
頬に当てて来る手も
そっとお伺いを立てる様にして来るキスも
優しいから ズルい…
ちゅ…ぅ…ちゅ…ッと音を立てて
唇をキスでなぞられて行く
ヌルっと亀頭を膣口に押し付けて
擦り付けて来てクチクチと水音を立てる
「着けたフリ…かもな?」
「やぁっ、生…、ダメッ。
妊娠中は…ゴムしないと…ダメってッ」
「確かめるか?みくり」
自分がちゃんとゴムを着けてるかを
確かめるかと杏寿郎が言って来て
上に挙げさせていた手を
下に縛ったままで降ろされて
私の手を自分のペニスの根元に導いて来て
ゴムの根元の部分とペニスとの
境界線に指を触れさせてくるから
「ちゃんと…着けてるの分かったからっ、
ねぇ、これは…このまま…?」
「俺としては、ちょっとだけ
…このままで…そうしたいんだがな」
「ちょっとだけ…?」
「ああ、ちょっとだけな…。ならいいか?
どっちみち、手も繋ぎたくなるし。
奥さんの良さそうな顔も見たいからな」
「やあぁっ、じっくり顔っ、
してる時の顔、見ちゃ…ヤダああっ」
グイっと腰を押し付けて来て
ズズズっと亀頭を膣口に沈めて来る
「自分の下で、喘ぎながら。
気持ち良さそうな顔をしてる
自分の奥さんじっくりと見るのは、
旦那さんに許された特権じゃないのか?」
ナデナデと杏寿郎の手が
みくりの頬を撫でて来て