第100章 夫婦のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
種類の異なる
直接的な刺激と間接的な刺激を
左右のそれぞれの胸の先の突起に
杏寿郎が与えて来るから
「んぅ、ふ…、ぁ、はぁ…ンんッ」
「まだリボンは、沢山余ってるんだしな…」
そう言ってグイっと両腕を上に上げられてしまって
頭の上で両腕を纏めあげる様にして
ぐるぐるとリボンで腕を縛られてしまって
リボンで目を隠されてしまって居るから
そうされている事に…余計に
不安感を煽られてしまうのは
気のせい…なんかじゃ…なくて
「やっ…、杏寿郎…、腕っ…縛っちゃうの…?」
「ん?俺は巻き付けただけで、
縛ってないぞ?みくり」
確かに腕に何重にも巻いたリボンの先は
結ばれた気配は無かったから
解こうと思えば解ける拘束だと
杏寿郎が言って来て
「それとも…、何か?
奥さんは…、この、腕に巻いた
リボンの先を、しっかりと解けない様に…
結んで欲しいって意味の方か…?」
ドキッと杏寿郎の言葉に自分の胸が跳ねた
「ダメッ、結んじゃったら…っ、んんっ」
「そうだな…、ここを結んでしまったら。
縛り付けてる事になるもんな」
そう言いながら 肘から手首に掛けて
グルグルに巻かれているリボンの
サテンの手触りを確かめる様にして
杏寿郎が巻き付けているリボンを
その手で撫でつけて来て
リボンを巻き付けて固定されている腕の
手首をぎゅっとベッドの上に押さえ込む様にして
片手で掴んで押し込んで来るから
腕にしっかりとリボンを
巻き付けられている上に
手で手首を掴んで押さえつけられてしまって
その2重の拘束と拘束に
ぞくぞくっと自分の背筋に
寒気にも似た感覚が走るのを感じる
反対側の手がフェザータッチで
みくりの太ももを撫で上げて来て
「んぁ、あぁん…、杏寿郎…、手…、離し…て」
「手、離しても…、どうせ…リボン
巻かれてるんだからな、動けないのは
こうしてても、して無くても同じだろう?」
杏寿郎の言葉に
杏寿郎もリボンで自由を奪って置いて
更に自分の手でそうしてるんだって
彼自身にもその自覚があるんだって
そう思って居ると
ギュッと手首を掴んでいた手を
更にベッドに押し付けられてしまって
「…――っ、んんっ」
「…みくり、痛かったか?手首」
フルフルと小さく震えながらも
首を左右にみくりが振って来る