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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第100章 夫婦のバレンタインデーは…前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



「だから、みくり。俺が…
これは食べると言ってるんだが?」

口を塞がれているので
首を左右に振ってそれを否定するが

「俺が、チョコレートが苦手なのを
奥さんは知っていて。俺が抹茶が好きだから。
もしかしたら。これなら、食べられるかも
知れないって、そう思って買ってくれたんだろう?」

スッと…それまで強く
押えつける様に塞いでいた力が緩んで

「…そう、だよ…?杏寿郎が
チョコレート苦手なのは…、知ってたし。
でも…、バレンタインだしさ?
チョコ…欲しいのかなって…思ってさ。
ほら、バレンタインって言ったらね。
やっぱり、イメージするのってチョコでしょ?」

「だから、奥さんは…。その…毎年…、
ちょっとだけ…チョコ…。
俺が食べれそうな、感じのを
色々と考えて、選んでくれてただろう?」

だって…苦手だって言うから
チョコレートあげるの無しにしたら 
杏寿郎が チョコは無いのかって言うから…ッ

ビターチョコレートとか
日本酒が入ってるのとか
カカオが多いハイカカオのチョコレートとか
ドライフルーツのチョコレート掛けのとか
色々とね…凄い少量入りの奴をね
毎年選んでは…用意はして来たよ?こっちも

よしよしと杏寿郎の
頭を撫でられてしまって

「正直…、チョコは苦手なんだがな…。
だが…、奥さんが…俺と、
バレンタインを楽しみたいって思ってくれてる
その気持ちをな…、貰えなくなるのは…な。
どうにも…、寂しい…し、悲しい…からな」

「杏寿郎…、でも…、チョコは…」

「だから、奥さん…これから先の
バレンタインも…。俺に毎年
奥さんからのチョコ…くれないか?」

もう チョコ渡すの辞めようかって
こっちから言い出そうとしたのを
先に杏寿郎に否定されてしまって

自分が…苦手なのに…
それでもこれから先のバレンタインも

チョコレート毎年…欲しいって言ってくれるの?

ガバッとみくりが杏寿郎に抱きついて

「旦那さぁああぁんッ、好きッ。
チョコ苦手なんだから、
チョコ、無理して食べなくていいのにッ。
あ、そうだ…杏寿郎…その、
抹茶のチョコ…、だったら一緒に食べようよ」

「奥さんは、抹茶苦手だろう?」

「そうだよ、抹茶苦手だし…嫌いだもんっ。
だから、一緒に食べようって言ってるんだよッ」

「なら、食べさせてくれる…のか?奥さんが」

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