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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第99章 日輪刀とチョコレゐト バレンタインネタ お相手色々 裏なし



これから… 怪我人が運ばれて来るそうで

すみちゃん達もアオイさんも

皆…忙しそうだしな…

今日は…諦めようかな…

「ああ。炭治郎君じゃないですか。
そちらにいらしたんですね、
ちょーっといいですか?
診察をしますので、私と一緒に
診察室までお願いします。
来ますよね?炭治郎君、来てください。
いいえ、炭治郎君は来たいはずです」

さっきまで 向こう側に居たしのぶの声が
自分の後ろから聞こえて来て
ふぅっと耳に息を吹きかけられる

ゾクッと…凍り付く程の殺気と言うか
押し潰されそうな圧を背後から感じて

炭治郎はこれは逆らってはいけないと
本能的に察して

「いっ、いい、行きますッ!
行きましょう、しのぶさんっ、今すぐにぃ!」

「はい、そうしましょう。
炭治郎君がそう言ってくれて嬉しいです」

さあさあと手首を掴まれて
ズルズルと診察室まで
しのぶの身体にそんな力が
どこにあるのかと言う程の力で引きずられて行く

「わぁあっ、しのぶさんっ。
そんなに引っ張らなくても、歩けますからぁ俺ッ」

その途中で ベッドの用意をしに
シーツを持って廊下を移動していた
みくりとアオイの脇を移動したのだが

ギロッと汚物を見る様な目で
みくりに睨まれたのは…
俺の気のせいじゃないはず

「……でも、この…匂い…は…っ」

スンッと一瞬の通り過ぎ際に
みくりから感じた僅かな匂いの変化ッ

「しのぶさんっ、俺ッ…」

「わかってます、だから私は
炭治郎君とお話がしたいんです…」

そうかしのぶさん…俺と
みくりの様子が違うのに気が付いて

話を聞こうとして…くれてたんだ…

流石しのぶさんッ 頼りになるなぁ~

そのまましのぶに引きずられて
診察室に入ると カチャと
しのぶが後ろ手に鍵をかけてしまって

「あっ、あの~、しのぶさん。
鍵はちょっと…やり過ぎと言うか…」

「単刀直入に話しますね、炭治郎君。
あまりゆっくりも、話もして居られません。
今から急患も診なければなりませんし。
手短にお話させてもらいますね?
うちの、みくりの事なのですが。
みくりには、炭治郎君が目を醒ましたあの時、
私と一緒に、別の任務に出て貰って居たので…。
戻って来た時には、炭治郎君は
また眠ってしまって居りましたし
その…気にしている様でして」

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