第99章 日輪刀とチョコレゐト バレンタインネタ お相手色々 裏なし
俺は遊郭でのあの戦いの後…
意識を2ヶ月間取り戻さなかった
目を醒ましてからは
こうして…次の任務に復帰する為に
眠って居た2ヶ月分の体力を
回復させるべく…鍛錬に蝶屋敷で励んでいる
蝶屋敷に折角長期に滞在できるのに
何故か…俺の恋人であるみくりは
忙しいからと言って話もロクにしてくれないし
俺の気のせいじゃ…無ければ
避けられてる…様な気がする…
「なぁ、みくりッ」
「今は、検温の途中ですので」
こんな感じに… 冷たくあしらわれてるんだが
ずっとこのまま…って言うのも…
俺が何かしたんなら 謝らないと…と
物陰から仕事をしている
みくりの様子を見ながら
話をする機会を伺っていたのだが…
検温が終わったら 怪我をした隊士達の
包帯を交換するのにすみちゃん達と回っていて
それが済んだら使った道具の洗って消毒したり
交換した包帯を洗って干して居て
次に使う包帯を綺麗に使いやすい様に
巻きなおしたりしていた
「みくりさんの巻いた包帯は、
使いやすいってアオイさんが褒めてましたよ?」
みくりと一緒に包帯を巻いていた
きよがそう声を掛けて来て
「みくりさん、凄いですッ。
綺麗なだけじゃなくて、巻くの早いですぅう」
なほが反対側から声を掛けて来る
「これも、慣れだから、きよちゃんも
なほちゃんも、上手になるよ?
さ、これが済んだら、次のお仕事しなくちゃね」
ある程度までそれが巻き終えたら
残りを2人に託して
中庭でシーツの洗濯をしていたアオイとすみの
手伝いをすると声を掛けて
アオイと交代すると洗い上がった物から
物干し竿にアオイがそれを干し始めていて
「みくり。ここに居ましたか。
今から、3人、受け入れをしますので。
ベッドを用意して貰えますか?」
しのぶがそう建物の中から声を掛けて来て
包帯を巻き終えた二人と交代して
ベッドを用意しに向かって行った
「しのぶ様。部屋は近い方がいいですか?
特別必要な物がなければ、東に3床用意しますが」
「そうですね、運ばれて来た状態を見て
必要なら、観察室にしましょうか?
その辺りのベッドコントロールは任せます」
※ベッドコントロール
看護が円滑に ベッドを効率的に活用出来るように
全体を把握して調整をする業務