第98章 ポリネシアンセックスをする話 後 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「そっ、それは…私にも…わからないよ。
だって、そんな経験した事…、無いしッ」
じっとこっちの顔を見ている
杏寿郎と目が合って 視線がぶつかる
ふわっとその顔が笑顔になって行くのが見えて
「そうか。なら、俺と同じだな?みくり。
俺も、そんな経験した事が無いからな。
今日、君とそうするのが初めてだぞ?」
「初体…験?」
そう恐る恐る杏寿郎に問い返してみると
「そうだな。俺も
ポリネシアンセックスは初めてだし。
奥さんもそうした事が無いんなら、
それは初体験って事になるだろうな」
お互いが初めての相手ではないんだから
(杏寿郎とするのが…その、
初めての経験の事もあったけど)
その初体験と言う言葉にも
若干の語弊がある様な気もするけど
全くの間違いでも無いのは無いわけで…
前のボタンを外されて
ストンと肩からパジャマの上を落とされる
「こんな風に…、時間を掛けて
セックスをするのも…ある意味…
子供が産まれる前の今しか出来ない…よね?」
そう言いながら杏寿郎の
パジャマを同じ様に肩から落とすと
杏寿郎が自分の袖を抜いて
そのままベッドの端の方へ
自分が脱いだパジャマと
私の腕を抜いて脱がせたパジャマを
一緒に纏めて追いやられてしまう
「杏寿郎…、ゆっくり…でしょう?
時間…、沢山…あるんだよ?
明日はお休みでしょう?」
「だが、こうして抱きしめるにしても、
奥さんと直接…素肌合わせたいからな」
とくん…っと自分の心臓が
脈打つ感じを強く感じて
杏寿郎がそんな風に思ってくれてるって事が
嬉しいって感じて居る自分が居て
「うん、私も…、杏寿郎をもっと…感じたい。
こうして、肌が触れ合ってる所だけじゃなくて、
ここでも、もっと…感じたいなって」
みくりが自分の心臓の上の辺りに
自分の手を押し当てる様にしながら
そう自分が今感じて居る事を言って来て
身体だけでなく心でも
感じたいと言う想いを言葉に乗せて来るから
自分の中でのみくりを
好きだと愛おしいと思う気持ちが
更に湧き上がる様に感じる
「もっと…、俺を…ここでも
感じたいと…言ってくれるんだな。君は」
「杏寿郎…、キス…、したいなって」
「先に…全部、脱いでしまってからな?」
身体の残っているままの
パジャマの下と下着を
杏寿郎の手が脱がせて来て