第98章 ポリネシアンセックスをする話 後 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「何か…、プロポーズ…みたい」
「プロポーズ…の様な物だな。
思ったんだがな、この5日間のメソッドは
まるで人生の縮図の様に感じたんだ。
相手との愛情と信頼関係を確認する為とは
ネットでは見たんだがな…。
俺は、この5日間の間で、
また君と出会って、愛し合って…
そして、今日再び結ばれる様な…
そんな風に俺は、感じてるんだがな?」
確かに…何度も数えきれないほど
セックスをして来た相手と
段階的に触れ合う様にして
4日間の時間を過ごして
そして今日 身体を繋げるのだから
出会いから結婚するまでを
5日間に濃縮してる…かの様に
杏寿郎が感じたと言うのも
何となくにだけど わからない事も無い
「だから…今日、今のタイミングで…
12本のバラを贈ってくれたの?」
「ああ、プロポーズ…が先だろう?」
この12本のバラには
それぞれ 1本1本に意味があって
愛情・情熱・感謝・希望
幸福・永遠・尊敬・努力
栄光・誠実・信頼・真実
これがプロポーズなのなら
私はこの12の意味を持つ
バラの中から1本を
杏寿郎に返さないと…ならなくて
12本のバラを…みくりが眺めていて
杏寿郎にどのバラを返すのかを
真剣な表情をして悩んでいた
「君からの返事は、貰えないのか…」
「どれか…、1つに絞れないよ…」
そう言いながらも
12本のバラの中から
2本のバラを
(と言っても頭だけのバラなのだが)
みくりがその手に取ると
そのバラを杏寿郎の手に
みくりが乗せて来て
「で、このバラの意味を…
みくり、俺に教えてくれないか?」
「このバラの意味はね…」
みくりが杏寿郎の
左手の薬指にはまっている
結婚指輪を指差して来て
「このバラは…永遠だけど…。
私が、杏寿郎に返したかった意味はね…」
その答えは…ここにあると…
みくりが言って来て
指輪の裏側に刻まれたメッセージ…
eternal Love
「じゃあ、俺は…こうするべきだな…」
そう言って杏寿郎が
その12本のバラを
”∞”の形になる様に
その手で並べ直して来て
「…インフィニティ…」
「恥ずかし者夫婦で、
お似合いだな?みくり」
「どっちでもいいよ、インフィニティでも
エターナルでも、愛してるって事は一緒だもん」