第97章 ポリネシアンセックスをする話 中 お相手:煉獄杏寿郎現パロ
「…みくり?」
「旦那さぁああんっ、
いつもありがとうねぇぇっ」
ギュウウウッとかなり強い力で
こっちに縋り付いて来るから
その身体を受け止める様にして抱きしめると
「ううっ、杏寿郎…ぉお、好きぃい。
私ね、今ね。自分が、杏寿郎の奥さんで
良かったって思ってたの…、杏寿郎…」
「みくり。
俺だって、君に感謝してるんだ。
あの時、俺と向き合ってくれるって、
君が辛い中でも俺と
向き合うって決めてくれた事もな?
こうして、今、一緒に俺と
夫婦をしてくれて居てくれる事にもな。
当然感謝してる…。今は…ここで…
俺と君との子供をな。
育んでくれている事も…、感謝してる。
ありがとう。みくり」
「うん、う…ん、…杏寿郎ぅ…」
ぐずぐずと 感情的になってしまって
みくりが涙を流していたので
よしよしと落ち着かせる様にして
その背中を擦ってやると
目から零れている涙を指で掬う
「泣くほどの事だったか?」
「だってぇ、嬉しかったからっ…。
嬉しいんだよ?悲しいんじゃないのっ
杏寿郎…、好きっ、私、杏寿郎が好きだよ?」
「俺も…、君が好きだぞ?みくり」
そのまま唇を寄せ合ってキスをして
キスとキスの合間に 好きと言って
好きと好きの合間に またキスをして
好きとキス…ばっかり…繰り返して居て
性的に…じゃない意味で
どうして今すぐ…
抱いて貰えないんだろうとかって
キスと好きの間に…そんな事を考えていた
「杏寿郎…、好き…なの…ッ」
「そうだな…。俺も、今、奥さんと
同じ事を考えてたんだがな?」
自分の中の杏寿郎が好きって感情に
こんなにも苦しくて
押しつぶされそうなのに
キスしか出来ないなんて…
「杏寿郎…でも、苦し…い…の、ここ…ッ」
「好きって言葉と、キスじゃ…足りないか?」
ちゅう…っと首筋にキスを落とされて
そのままその部分にある跡を吸われて
濃い赤い跡が鮮やかに浮かび上がる
「みくり…、好きだ」
お互いの指と指を絡め合って
そのまま求めあって唇を重ねる
触れるだけのキスなのに
ビリビリと痺れた様に唇がなって
「んっ、はぁ…、あ、杏寿郎…、ンッ」
それだけの事にも敏感になってしまって
もっと彼を 杏寿郎を感じたいって気持ちになる
欲しいって言ってしまいたくなる