第95章 ピックアップお礼 ある1月の日 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「それに…、これから先も俺の隣に、
君に居て欲しいと思ってるし。
一緒に色んな事を経験して楽しんで、
ずっと、暮して行きたいと思ってるぞ?」
杏寿郎がそう言ってにっこりと
あの笑顔をこっちに向けて来るから
「そうだね、杏寿郎…。
今までも今も、杏寿郎と一緒で
私はずっと毎日楽しかったし。
あの時の私の事、諦めないでくれた事とかさ
いっぱい、杏寿郎には感謝してるんだよ?
これから先も、末永く…
よろしくお願いします旦那さん」
「それこそ、礼には及ばないがな…。
単に俺の人生に置いての最適解が…、
みくり、君だっただけの事だからな!」
杏寿郎がはははははと
何時もの様に豪快に笑って言ってのけるから
彼の言う最適解が自分だった言う事を
何の疑問も抱かせないから不思議だ…
杏寿郎がそう言うと
そうだって気がするから
「最適解…と、来ましたか…」
「何だ?その顔は、惚れ直したか?みくり」
ニヤニヤとしながらこちらを
杏寿郎が見て来てそう言うから
「惚れ直しましたよ、もう、何度もね?
杏寿郎の事、好きすぎる位好きになってるってば。
それこそ…、私の人生の最適解が、
杏寿郎で良かった…って思ってる程にはね?」
「何だ、それは…みくり。
そんな事言って、俺の事…口説いてるのか?」
ふふふと杏寿郎の言葉に
みくりが笑うと
「口説いてなんか無いよ、全然。
自分がそうだなって思って事を言ってるだけ」
「…っ、…全く…どうしてくれるんだ?君は。
それこそ、朝からそんな事を言われてしまって、
俺を…こんな気にさせて置いて…、だ。
奥さんは、酷い女だな…。毎度毎度。
俺にどうにも出来ない状況で、煽って来るだろう?」
夜は覚悟をして置く様にと言われてしまって
こっちは何も思た事を
口にしただけの事で
そう先にこっちに言ったのは
旦那さんの方なのにと
みくりは杏寿郎の言葉が理解出来ずに居たが
そのまま2人で電車に乗って
一緒に杏寿郎と出社して
私の部署の前まできちんと
お見送りをして送り届けて頂いて
杏寿郎が自分の部署へ向かうのを見守る
同僚には毎日毎日らぶらぶなのねと
その姿を見られてはからかわれたりもしたが
毎日毎日の事なので今となっては
それを誰かがどうこう言ったりもしないけどね