第95章 ピックアップお礼 ある1月の日 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
俺は朝から大根麻婆丼にして
丼ご飯を平らげてしまっていて
それはそれで食べて置きながらに
柚子大根は柚子大根で白飯で食べたくて
白ご飯も丼飯とは別に朝から食べてしまって
「ねぇ、杏寿郎…どうしたの?」
「いや…、その…、今は君が思う様に
食べれない時期なのに…、
俺ばっかり食べて申し訳ないなと…思ってたんだ」
「そんな事、気にしなくていいのに?
私は、杏寿郎が私が作ったご飯を
いつも美味しそうに食べてくれるから。
それを見てるだけで、幸せだけどね」
そう言ってみくりがニコニコしていて
俺が朝食を食べているのを見ていたので
奥さんがそう言ってくれるならと…
朝に炊いた炊飯器を空にする勢いで
朝から食べ過ぎてしまって居て
食べてしまってから…今は
それを後悔してしまって居るんだが…
家を一緒に出て
駅までの道のりを一緒に歩く
「今朝も寒いね…」
はぁっと白い息を吐き出しながら
みくりが鼻の頭を少し赤くしてそう言って
「手…繋いで歩くか?」
「うん、繋ぐ…」
「手袋なり、マフラーなり
つけた方が良いんじゃないか?」
妊婦は身体を冷やすなと
杏寿郎は言いたいんだろうけど…
「でも…、裏起毛のタイツに腹巻きしてるし。
上はヒートテック着てるから大丈夫だよ?」
そう言って寒く無いから平気と言って来るが
外から見るとコートだけにしか防寒してる様には
こっちの目には見えないので
真冬の寒空の下で見ると寒そうな恰好に見える
「…下に着こんでるとは言え…、見た感じがな」
そう言いながら 繋いでいた手をぎゅっと
杏寿郎が握って来て
「寒そうに見えるって事?
杏寿郎が手繋いでくれてるから温かいよ?」
「夜は…2人で、温まるだろう?」
杏寿郎がみくりの耳元を
反対の手で覆いながら
そう私にだけ聞こえる様にして
囁き掛けて来て
「……うん…、ベッドの中で…かな?」
「熱くなり過ぎてしまわない様にしないとな」
「もうっ。熱くなり過ぎたらダ~メッ、
お手柔らかにお願いしますよ?旦那さん」
「お手柔らかに…か、優しくソフトに
浅く、…で時間は手短に…だったな」
そう妊娠中のセックスの注意点を
杏寿郎が確認する様に言って来て
そう聞いて…内心
杏寿郎は…それで満足出来るのかなと
そんな 疑問を抱いてしまうのは…無理もなく