第92章 年末年始のお話 年始編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「みくり、どうだった?」
「えっとねぇ、私はね。
あ…!大吉だったよ?杏寿郎は?」
「俺のは、見るまでも無いがな…」
そう言って畳まれているおみくじを
杏寿郎が広げると自分はその結果を
確認しようともしないで
こっちにそれを向けて来て
「な?言った通りだったろ?」
「大吉じゃないよ?」
「えっ!本当かっ」
大吉じゃないと言った途端に
大きな声を出して驚いて
慌ててその結果を確認する
「ごめん…、
まさかそんな驚かれるとは…。
こっちも思ってなくてさ。
杏寿郎のおみくじも、大吉だよ」
「いや、そうじゃないのかと
驚いてしまったが。おみくじは、
大吉しか出ない様になってるのか?」
「でも、それは合ってるんだけどね?
おみくじの大吉が一番多いから。
大吉以外の〇吉を引く方が、運がいいよ。
神社によっては、吉の方が多い所もあるみたい。
でも、普通にくじだと考えると。
一番レアリティが高いのは大凶だよ?」
そう言いながら 検索した結果を
こちらにみくりが見せて来て
大吉が22% 吉が28%
少ないと言う 大凶が1%と言う
検索結果を表示して来て
「大凶…レアなんだな…引くのに運を使いそうだ」
「神社によって、おみくじの割合は
違うらしいよ?大吉が多い所もあれば。
凶が多い神社もあるんだって。
これはシンプルな奴だけど、
京都の神社とかだと、水に濡らしたら
おみくじの結果が出て来るとか。
狐の形してるとか、可愛いのもあるよね?」
「おみくじにも…色々と、その神社
神社で特徴があるんだな…」
初詣を済ませて神社を後にする
お昼は杏寿郎が注文していてくれた
おせちを一緒にこたつに入って食べた
ふぁ…っとみくりが
あくびをしていて眠たそうにして居たので
「みくり。片付けは俺がしとくから、
寝るんだったらこたつじゃなくて
あっちでちゃんと毛布と
布団を掛けて寝るんだぞ?」
「わかったぁ…、ありがとう…杏寿郎…」
眠たそうな顔をしながら
そう言うとのそのそとソファへ
みくりが移動をして行って
コロンとソファに…と言っても
この頃は片側を壁に着けて
クッションを多めに置いて
みくりがいつでも寝られる様に
ソファベッドをベッドの状態にしてある
みくりがちゃんと横になったのを確認して