• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第92章 年末年始のお話 年始編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



本当は他のテリーヌと同じ様に
野菜のテリーヌにしたいんだけど
綺麗に野菜を並べるのが面倒だから
ゼリーみたいに小さいガラスの器に
入れて固めればそのままお重に入れられるから
面倒くさいからそうしてると
みくりが杏寿郎に言って来て

「確かに…甘くない、野菜ゼリーではあるが…」

「おせちさ、食べると隙間が出来るでしょ?
その隙間をこれで調整するんだよ」

「それは、俺が君の作った
おせちの隙間を量産するからか?」

「食べてくれるのは、ありがたいけどね…。
ロースハムと、カズノコと、イクラとか
エビばっかりじゃ高くつくでしょ?」

自分で作って置いてなんだけど…
甘くない小豆汁は食べても不思議な感じがして
金時豆の煮物みたいな…イメージに近いのかも?
甘そうに見えて甘くない…みたいな…
でもお汁の所を飲むだけでも
カロリーは摂れそうだから
旦那さんに今日はお正月だし
点滴はお休みにしようよと言ったんだけど

朝ご飯の片付けが済んだら
病院に行くと言われてしまって
今は点滴をして貰うために
歩いてちょっとの所にある
産婦人科を目指していて

「今日の昼は、おせちだろう?
今日は買い物に行かなくていいなら。
点滴が済んだら。初詣をして行かないか?」

初詣なんて… 
絶対ダメって言いそうなのに
何故か 初詣をしようと
旦那さんの方から言い出して

帰省するのだって 
私の悪阻の所為もあるけど
コロナの感染が全国的に
拡大してたから見合わせたのに?

初詣…も 時期をずらしたりとかしたりして

この2~3年はまともに行って無い気がする

それこそ 杏寿郎と付き合ってた頃は…

県内の初詣の有名な神社で…
行列に並んで初詣をして
そのまま有名な初日の出のスポットまで
初日の出を見に居たりとかも…した事もあるけど

初日の出を…見た後は…そのまま……
お泊りしちゃたり…しちゃたり…とか

点滴を受けながら その当時の頃の事を
思い出して居ると 顔がにやけて居た様で

スマートフォンで電子書籍を読んでいた
杏寿郎がちらっとこっちに
スマートフォンをスライドさせて
顔を覗かせて来ると

「どうしたんだ?奥さん…、今年の
姫初めの事でも思い出してたのか?」

「合ってるには…合ってるけど、
半分…は、間違ってるかな…?」

「ん?半分…?何がどう半分なんだ?」



/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp