第91章 年末年始のお話 年末編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「奥さんも食べるか?みかん」
私が杏寿郎を見ていたから
杏寿郎が私がみかんを食べたいんだと
そう勘違いをして様で
こっちにみかんを勧めて来るから
そんなに欲しいとは思わなかったので
普段ならみかんは大好きだから
小粒みかんなら3つ4つは食べちゃうけど
そこまで食べたいって思わないから
やっぱり… これも
悪阻の所為なんだろうなぁ…
「ちょっとだけ…なら…、食べれるかな」
また食べさせてくれる様で
みかんを一房こちらに差し出して来て
そのみかんをもぐもぐと咀嚼して飲み込んだ
「美味いか?みかん風呂のみかんは」
「みかんはみかんの味…だけどね、普通に」
「もう、一房どうだ?みくり」
「あーん」
口を開ける様に言われて
促されるままに口を開けると
みかんを口の中に放り込まれて
杏寿郎も同じ様にみかんを口に含むと
そのままキスをして来て
口の中にみかんの果汁が広がる
みかんの味のするキスをされる
ゴクッと溺れそうになって
移された果汁を飲み込むと
「美味いか…?みかん」
「んんっ、みかんの味ッ。
もう、旦那さんはふざけてないで
そのみかん後は全部食べちゃってよね?」
そう言って浮いている
残ったもう一つのみかんを
杏寿郎に食べる様に促すと
外の皮だけ剥いて一口で全部食べてしまって
小粒のSサイズより小さいみかんだから
一口で食べれなくもないサイズだけどさ
「先に言うけど、お風呂に
みかん100個はダメだからね?
アヒル100匹買ってあげるから
みかん100個は諦めて」
「奥さんは、俺の心でも読んだのか?」
嬉しそうにみかん食べてたから
そんな事だろうと思ったしな…
「さて、なら…諦めて…そろそろ上がるか。
もう、身体も十分温まったし。
ベッドルームももう、温まってるだろうしな?
するんだろ?今年も…、二年えっち…」
そう言ってえっちの所だけ
含みのある様な言い方で言って来るから
クリスマスの時のあれを使うって事だろうけど
まだ 今から髪の毛を乾かして
歯磨きして肌を整えてから
ベッドに行っても年越しえっちをするには
まだ随分と時間がある様な気がする
いつもの様に杏寿郎が
ドライヤーで髪の毛を乾かしてくれて
「ねぇ、髪の毛…、乾かしたい…杏寿郎の」
杏寿郎が自分の髪を乾かそうとしていたのを
させて欲しいと申し出て