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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第91章 年末年始のお話 年末編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



そのまま雛に餌を与える
親鳥の様な気分になりながら
みかんを1房ずつ食べさせると

「美味しかった…、ありがとう…」

「ん?もう、いいのか?」

「うん、満足したから…いいよ」


ーーー
ーー


今日は大晦日なので 

勿論

夕飯は年越しそばなのだが…

揚げたてのかき揚げを乗せようと
みくりが言って来て

卓上のフライヤーでは
奥さんが座って
天ぷらを揚げていて

サツマイモや椎茸やら
冷凍庫にあった里芋も
一緒に天ぷらにしていて
俺はキッチンで奥さんが良いと言う
タイミングでそばを茹でると言う
任務を与えられた訳だが…

卓上のフライヤーなら
奥さんも座ったままで作業できるし
揚げたての天ぷらを食べられるしな

冷凍庫にあったシーフードミックスで
かき揚げをフライヤーで形を整えて

「杏寿郎…、おそば、そろそろお願い~」

奥さんは蕎麦は半玉でいいと言うので
その分も俺が食べる事にして
俺はそれだけじゃ足りないから
奥さんが揚げてくれている天ぷらで
白ご飯も食べるつもりにはしてるが

フライヤーのサイズの小さいかき揚げを
奥さんが揚げては天紙を敷いた
網の上に置いてかき揚げを整列させて行く
冷凍庫にあった中途半端な鶏肉も
とり天にしてくれたから
俺はとり天丼にして白ご飯も頂いた

「そろそろ、トースターの
鰯も良い頃じゃないかな?」

「鰯…焼いてるのか?苦手なのに…」

みくりは青魚が苦手だから
鰯は苦手だと言った居た気がするが…

「いいの、これは…縁起物なの…ッ」

「この辺りは年越しは鰯だが…、
地域によって違うらしいぞ?
東日本は鮭、西日本は鰤らしいぞ?」

「えぇっ?中条は鰯だから…鰯だと思ってた。
確かにスーパーに鰯と鰤の切り身あったッ」

そう言いながらも
難しい顔をしながら一番小さい鰯を
綺麗に食べていたので

「鰯…、大丈夫かも…」

「悪阻の所為か?」

食べ物の嗜好が代わるとは聞くが
本当にそうなんだな…
揚げたての海鮮かき揚げの年越しそばを食べて

一緒に夕飯の片付けをすると
コタツに一緒に入って
冷凍庫に入れていた冷凍ミカンを食べる

「懐かしい味がする…ね、冷凍ミカン」

「そうだな、給食の人気デザートだったな。
みかんを凍らせただけなのに美味いしな」

こたつでぬくぬくしながら
食後の時間を過ごして
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