第91章 年末年始のお話 年末編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「2年えっち…したかった?」
「そっ、それは…仕方ないだろう?」
去年を損した分 今年を欲張った結果が
今こうして 隣に居る奥さんの
みくりのお腹の中に宿っている訳だしな
ギュッと繋いでいた手を
みくりが握って来て
「紛い事…にはなっちゃうけど、
それっぽい事なら…出来るよ?
それでもさ、旦那さんが良いんだったら…」
「君の調子が良さそうならな…」
「点滴して貰ってる間、ちょっと寝るもんッ」
近所の産婦人科で今日も同じ様に点滴を受けて
スーパーで夕食にする年越しそばの材料と
昼食の材料を買って帰った
みくりがお昼は中条の家から
貰った白菜があるし
ふるさと納税のすき焼き肉が届いたから
それですき焼きにしようと言って来て
「ちょっと今から出て来てもいいか?
昼食の用意をしてる間におせちを
受け取って来てもいいか?
すき焼きを食べるのに、いい考えがある」
そう言って すき焼きの用意をして
待っていてくれと言われて
おせちの受け取りをしに行った
杏寿郎を見送った
すぐに食べられる様に
卓上のIHコンロも用意して
すき焼き鍋に具材も
最初からセットして置いた
すき焼きの元?割り下も買ったけど
杏寿郎が出掛けたので暇だったから
家で割り下も用意した
エノキに椎茸に豆腐に糸こんにゃく
それから大量の白菜に白ネギとお麩
インターネットで薄切りにした大根を
すき焼きに入れても美味しいってあったから
貰った大根があるし大根も白菜の隙間に
見えない様にして忍ばせて置いた
それからメインの近江牛のすき焼き肉
美味しそう…あんまりお肉欲しくないけど…
ピンポーンとインターフォンが鳴って
頼んでいた伊勢海老が届いた
折角の活の伊勢海老だから
勿体ない気がして来て
小さいサイズだったから氷締めにして
ひとり1匹ずつ 伊勢海老(小)の
お造りを作って置いた
私が伊勢海老を捌き終わった頃に
杏寿郎が戻って来て
やたら大きな物を抱えていたから
何かと思えば その段ボールには
ホームコタツと書いてあって
「こたつ、買ってきてくれたの?杏寿郎」
「こたつがあれば、家で食べる
おせちもすき焼きも美味くなると思ってな」
そう言ってコタツをリビングの横の
和室の所に杏寿郎が組み立ててくれて
と言う程の組み立てでもないけども