第91章 年末年始のお話 年末編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
みくりをベッドに横にならせて
大掃除の残りをある程度だけ進めて置いた
あまりやり過ぎても 奥さんが
一緒にできないからと申し訳なさそうにするので
軽めにだけで済ませて置いて
スマートフォンで行きつけにしている
近所の産婦人科に電話を掛けてみる
普通の病院ならもう27日28日辺りから
休みになってる期間だが
ダメ元でもと思って
電話を掛けると普通に向こうに繋がって
お産は年末年始だからお休みとはならないので
外来の通常の定期検診は休診だが
救急や相談には応じてくれるらしく
みくりの状態を伝えると
電話対応していたスタッフが
院長に確認を取りますと保留音が鳴って
お正月の間でも 来てさえ貰ったら
緊急外来対応で
点滴打っぐらいなら打てますよとの
割とさらっと軽い感じに言って来たので
そう言って貰えればこっちとしても
安心は安心なのだが
みくりがこんな調子だったら
今年はおせちを注文して置いて正解だったなと
明日のおせちの受け取りに
一緒に行きたそうにしていたが
今は悪阻も酷いしコロナの感染が拡大してるから
俺も受け取りだけして戻るからと
みくりに伝えると不満そうにしていたから
何か… お正月のお家時間を
ふたりで過ごすのに奥さんが喜びそうな物と言えば
あれぐらいか…と
思いついた物はそれぐらいだったので
明日の大晦日はおせちの受け取りと
それを買って帰るとして
みくりが寝ている内に
早いがお昼のご飯でも用意するかと
杏寿郎が思て居たら
みくりが起きて来て
さっきの産婦人科の事を伝えると
とりあえず1本打つだけ打って貰えばどうだと
本人は吐いて無いのに?と渋ってたが
妊娠してから2キロ減っていたのだが
27日から30日までの更に減っていたらしく
減り方のペースが速いから
酷くなる前に打っといたら
酷くならないで済むよ~っと
軽いノリで医師が言って来て
2時間ほどかけて点滴を打って
終わったら帰っていいと言われて
この正月休みの期間は
毎日点滴においでと言われて
これまた軽いノリで
明日からは来たら打って貰える様にしとくからと
そう言って 診察の時よりラフなスタイルに
白衣を羽織っただけの恰好の医師は
自分の部屋に戻って行ってしまった様だった
点滴が終わった頃には昼を過ぎていたが