第91章 年末年始のお話 年末編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
2022年の12月30日 朝
今年の仕事納めは28日だったが…
奥さんはと言うと…その前日から
一足先に仕事納めをしていた
何故かと言うと…
丁度 12月28日に奥さんは
妊娠8週目になって…そう今は
絶賛悪阻のピークであって
奥さんの食べられないのが
更に加速してる感じだったりする
年明けにみくりの実家にと言う話も
今回は見送る事にした
と言うのも 丁度実家の近所の人が
コロナの陽性だったらしく
みくりのお義母さんが濃厚接触者に
なってしまって 実家の辺りも数軒
コロナで自宅待機してる家があるらしく
妊娠中は抵抗力が低下するので
インフルエンザにもコロナにも
普通の時よりも罹患する率が上がるらしく
この年末年始の休みは
家に強制的に籠る事になったんだが
奥さんはと…言うと
具合が悪いなら寝てていいと言ったんだが
一人で寝てるのは寂しいと言って
リビングのソファで毛布にくるまっている
朝ご飯と自分様に奥さんが用意した
お湯を入れるだけのレトルトのコーンスープと
それも1袋が多いからと半分ずつ飲んでるらしく
その半袋分のコーンスープのマグカップと
その隣にはカンパンが5つ…乗った皿があって
俺が15分前に ここを通った時から
カンパンもスープも減ってる気がしないが
「ヨーグルトでも買ってくるか?」
「ううん、いいの…。
ごめんね、杏寿郎…お掃除…任せきりで」
「いや、それは良いんだがな。
奥さん、顔色悪いみたいだぞ?
ベッドまで運ぶか?休んだ方が良くないか?」
「でも、ちょっとだけでも食べとかないと、
食べるのも気持ち悪いけど、食べないと
食べないで、気持ち悪くなる…から」
その頃がピークだとは言って居たが
その話は本当だったんだな
「あんまり食べれないなら、
点滴して貰いに行くか?病院」
「いいよ、そこまでは…。
食べれないだけだし、吐いてないもん」
冷蔵庫に備蓄してた経口補水液を
点滴の代りに飲む様に促して
それをちびりちびり舐める様な程に
嘔気が出ない程度に飲んでいる様で
別の場所の掃除をして戻ると
カンパンをもすもすして食べて居たので
「食べれる様になったのか?みくり」
「ぶどう糖のタブレット舐めたら
ちょっと…マシになったから…ッ」
「とりあえず、奥さんは寝た方が良いな」