第90章 今年のクリスマスは… 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「腕、こっちに出してくれないか?」
「腕?こう?こんな感じでいいの?」
杏寿郎がこちらに手を軽く握ったままで
差し出して来たから 促されるままに
同じ様に 自分の腕を旦那さんの方へ
みくりが差し出すと
杏寿郎の手が 腕に触れて来て
ヒヤッと冷たい何かが腕に触れる
「奥さんに、これを渡し損ねる所だった」
「杏寿郎…っ、これっ…
これと、お揃いのブレスレット?」
自分の指先で鎖骨の間にある
ペンダントトップに触れながら
さっき杏寿郎が腕に着けてくれた
ティファニーのダイヤモンド
バイ ザ ヤード ブレスレットの
ダイヤモンドにみくりが
視線を向けながら確かめていて
「ああ。奥さんに、クリスマスプレゼントだ」
むぅっとみくりが自分の口を
尖らせると難しい顔をしていて
「どうしたんだ?みくり。
それ、気に入らなかったか?」
「やっぱり、旦那さんズルいぃいいっ。
クリスマス…、最高過ぎるんですけど?
旦那さんは、私をどうするつもりなのっ。
こんなお洒落なホテルにさぁ、
クリスマスにお泊りしてさ。
あんないい感じのレストランで、
クリスマスディナーしてだよ?
その上おまけにこんな…素敵過ぎる
クリスマスプレゼントまで
用意してくれちゃってさ」
サービス過多なんじゃないかって
そんな風にも思えてしまうのは
私の気の所為ではないはず
「だが、奥さんは奥さんで。
俺が、前にニットワンピを奥さんに
着て欲しいって言ったのを憶えていてくれて。
あの赤い下着だって、着けてくれてたんだろ?
それに、俺が前にクリスマスに贈った
そのネックレスだって、言って無いのに
ちゃんと、今日着けて来てくれただろう?」
今 それが無いと
これが霞んでしまうと杏寿郎が言って来て
「それに…だ、色々と
今のえっちが出来ない時期でも
俺とそれぽい事が、できないかと
あれこれと調べて用意もしてくれただろ?」
自分だけがサービスをしたんじゃないと
杏寿郎がそう言って来て
「じゃあ…、これのお礼分…、
サービスする…とか?性的なサービスで」
TENGAのホールをこちらに見せて来て
「聖夜だけに…か…?
そうだな、折角の申し出だしな…
奥さんにサービスして貰うか…。
もう…中でって思わなくていいんだし。
奥さんを俺の出した物で白くするのもいいか」