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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「あのなぁ、サービスしなさ過ぎて
文句を言われるならまだしもな?
俺は、サービスし過ぎだと文句を言われるのか?
俺が俺の可愛い奥さんに、サービスして
何が悪いんだ。悪い事なんて無いだろう?」

「だっ、だからッ、そ…、そう言うの…が、
旦那さんは狡いんだってば…」

「うん?俺が、奥さんの事を
可愛い可愛いって言うからか…?
ん?どうなんだ、みくり…」

むううっと反論が出来ないのか
みくりが口を尖らせているから
またその顔も俺の奥さんは
どうにも可愛らしくて仕方がないんだがな

奥さんは可愛い可愛いと
言われるのが恥ずかしいらしく
今だって 街灯の下に立てば
その頬が赤く染まっているのが見えるから
余計に俺からすれば
その恥ずかしがって照れる奥さんに
もっと 可愛い可愛いと言ってしまいたくなる

「可愛いな。奥さんは」

「言わないでって言ってるでしょーーーっ!」

「外で言うなって言うあれか?
良いだろう別に、外で可愛いって言っても。
周囲には誰も居ないんだぞ?
それに、今夜はクリスマスイブだろう?」

グイっと腰に腕を回して
その腕の力に
身体を引き寄せられてしまって
ガッチリとホールドされてしまう

レストランの辺りは 細い通りの
人通りも車通りもあまりないエリアだから
街灯も少なくて 少し外れてしまえば
暗すぎる位に闇に包まれていて

「杏寿郎…?」

「今日の今のこの時間に、
この世界中で、愛の言葉なんて…
溢れる位に溢れてるだろう?」

今日はクリスマスイブなんだから
恋人同士の甘い時間を過ごしてる人なんて
この日本の中にも沢山居る訳で…
杏寿郎が言う様に この世界に
甘い甘い愛の言葉が満ち溢れてるのかも知れない

「だが、幸か不幸か…。
世界は広いらしいが。俺の目の届く
声の届く、手の届くこの世界には。
どうにも、俺と俺の奥さんしか居ないらしいぞ?」

ううん…と杏寿郎のその言葉を
否定する様にみくりが
首を左右に振って来て
自分の手を下腹部に添えて目を閉じると

「二人だけじゃないよ?杏寿郎。
だって、居るでしょう?ここに。
私と、…杏寿郎との赤ちゃんが」

「随分とクリスマスには
早いクリスマスプレゼントだったがな」

「きっと、サンタさんがあわてんぼう
だったんだと思うよ?ねぇ、杏寿郎。
まだ、言って無かったよね?」
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