• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



誕生日に私が贈った
ディーゼルの腕時計で時間を確認をすると

「どうしたんだ?入ろう…」

入口で躊躇していると
背中に杏寿郎が手を添えて来て
そのまま一緒に導かれる様に
その何の看板も掲げていない
異人館の中に連れられて入った

予約をしていた旨を
杏寿郎がお店の人に伝えると
個室に案内をしてくれて

椅子を引いて貰って
テーブルに着いた

「ねぇ、杏寿郎…」

「ああ、ここか。この辺りには
異人館の建物を利用したレストランは
何軒かあるが、ここは1日10組限定で
完全個室のレストランなんだ。
いいだろう?ゆっくり出来て、
周囲に気を遣わなくていいからな」


テーブルには銀のアンティーク調の
キャンドルスタンドに立てられている

赤いキャンドルの炎が揺れながら
薄暗い個室をほのかに照らしている


コースの中には乾杯用のノンアルコールの
シャンパンも含まれているらしく
選ばなくても ソムリエがシャンパンを持って
部屋に運んで来たので

グラスに注がれた 金色のシャンパンが
キャンドルライトに照らされて
淡く輝く様に見える

「脱がないのか?コート」

あ そっか すっかり
お店の雰囲気とかムードで
上着を脱ぐのも忘れていて

杏寿郎の視線が注がれているのを
感じながらコートを脱ぐと

顔を上げた時に杏寿郎と目が合って

杏寿郎が目を見開いているのが見えて

「それ…、店の人が勧めて来たのか?」

「そっ、そうだよ…、お客様には
そちらより、こちらの方がお似合いですからって」

大きくデコルテの開いたデザインの
赤のニットワンピースで
胸元の前で左右がクロスして
胸の谷間が屈まなくても見える様な
そんな感じのデザインになってるから

流石に 明るい場所では着れないとは
自分だって買った時に思ってたし
去年みたいにお家でするんだって思ってたから

家で杏寿郎の前で着るだけだったらって
思って買ったんだけど

「それ、着けてくれたんだな」

「うん、普段使いにしてくれたらいいって
2年前のクリスマスに貰ったけど、
何時着けたらいいのか、わからなくて…」

これだけ デコルテが出る服装だったらと
2年前のクリスマスに彼から貰った

ティファニーのスターリング シルバー製の
エルサ・ペレッティ ダイヤモンドのネックレス

ラウンドブリリアントカットのダイヤが一粒


/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp