第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
杏寿郎は杏寿郎で 今着てるのも
かなり似合って居るのに
それ以上に似合うのは
どんなニットワンピースなのかと
もう一着が気になってしまっていて
みくりはみくりで
あのまま 旦那さんの好きにさせてたら
タイツの上から太ももコキで出されて
ニットワンピもタイツも汚すつもりで
この割と変態な旦那さんの事だから
居たんじゃないかと考えていた
夜に出すつもりにしてた
あれも使っちゃったしなぁ…
「なぁ、みくり」
「ん?どうしたの?杏寿郎」
「夕食から、帰って来たら…。
お風呂でえっちな事でもしてみないか?」
今日はクリスマスイブで…
性夜…ではあるけど
旦那さんは旦那さんで
こっちが妊娠中でも 楽しんでくれている様で
ある意味浮気とか他所で済まして来るとかって
ならないのなら 良かったのかなと
そう考える事にした
着替る方のニットワンピースと
化粧道具を持って
別室になって居るお風呂と洗面所へ向かった
ドアを開けると広い大きな鏡の洗面所と
丸見えのガラス張りのお風呂があって
お洒落な形をした
剥き出しのバスタブが設置されている
確か 公式サイトに
客室をリニューアルしたってあったから
かなり水回りがピカピカだし
リニューアルしたお部屋みたいだった
ガラス張りになったお風呂場の外から
グルグルと中の様子を見て回って
「わぁ~、凄ーい。
お洒落なラブホテルみたい…だし。
ああっ、しまった。こんな目立つ
お風呂があるから悪いんだ。
お風呂見てる場合じゃなかった」
これを着る為に ハーフカップの
赤いブラのセットを買ったんだもん
ブラのストラップを外して
肩が開いてるニットワンピでも
ストラップが見えない様にすると
もう一着のニットワンピに着替えて
そんなに化粧は崩れて無かったけど
ちょっとだけお化粧直しをして
杏寿郎が待っているリビングに戻った
「杏寿郎、お待たせ」
「まだ、予約した時間には余裕があるが。
丁度、この辺りの異人館も今の時期は
ライトアップしてるからな。観るだろう?」
「うん、観たい観たい」
「そうか。なら、出よう」
杏寿郎とホテルを出ると
異人館のあるエリアへと
10分程歩いて向かった
異国情緒の漂う
異人館のあるエリアは
冬の時期はライトアップをしていて
通りの街路樹がブルーに輝いている