第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そう言いながら座る様に促して来たのは
旦那さんの膝の上の事で
さっきのカフェでキスをするのを
断わったからここなら二人だけだし
キス…したいと言う事…なのだろうが
それに…
ご褒美に換算して欲しいと…
こちらの旦那さんは仰っておられたので
こんな事がご褒美になるのか
私にも 謎で仕方ないのだが…
スッ…と みくりが
杏寿郎の足の上に跨って座ると
杏寿郎の肩に自分の腕を回す
杏寿郎の手が頬に伸びて来て
彼の瞳に自分の顔が映ってるのが見える
「みくり…、奥さんの方から、
俺にご褒美のキスをしてくれるんだろう?」
「でも…、それで…いいの?」
スルッ…と太ももを撫で上げながら
ニットワンピースの裾を
杏寿郎の手が捲り上げて来て
「この下も…、赤いんだろう?」
ニットワンピースの下は
今年のクリスマスの為に新調した下着だけども
「んっ、杏寿郎…。
それ…、今…見ちゃうの?まだ…」
「こんな時間なのに…?とでも
奥さんは俺に言いたいのか?」
「でも、旦那さんがさ
身体冷やすなって言うから。
もこもこの裏起毛のタイツ履いてるよ?」
色気のない恰好をしてると言いたいのだろうが
妊娠中に薄着で真冬の寒い中を
ウロウロされて身体を冷やされても困るしな
「なぁ、奥さん…。
確か、着替えるって言ってたよな?」
「え、あ…、うん。着替えるつもりだけど」
「タイツは?タイツの着替えの予備はあるか?」
タイツの予備を持って来てるかと
俺が奥さんに尋ねると
何を言いたいのか奥さんが悟った様子で
「あ、あるには…あるけど…その…ッ」
やっぱり 自分の旦那さんだけど
ちょっと… この旦那さんッ
いや 結構 …変態じゃないかな?
「キス…してくれないのか?」
「キスは…する…もん」
ちぅ…と こっちから杏寿郎の唇に
唇を重ねると 食む様にしながら
位置をずらしてキスをして行く
「んっ、…ふ、…ん…ッ」
ニットワンピースの上から
杏寿郎の手がみくりの
身体のラインを確かめる様にしながら
背中を撫でおろして来て
グイっと骨盤を掴んで腰と腰を引き寄せられる
服越し…ではあるけど…
旦那さんのアレが硬くなって行くのを
自分のアソコで感じてしまう
はむ…っと こっちからしていたキスなのに
いつの間にかされる方になっていて