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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



みくりがもう一枚買った
赤のニットワンピースは
夜に着るねと言って居て

ちょいちょいと耳を貸す様に
こっちに手招きをして来るから

促されるままに耳を近付けると
他の人に会話が聞こえない様に
みくりが杏寿郎の耳に手を当てて来て

「外側も赤だけど…、その下も赤いよ?」

「……それも、用意してた…って事か?」

「うん、だって、その時に
どうなってるか分からなかったし。
普段からこんな色の着けないもん…」

ニットワンピースの下の下着も
赤いんだよと言って来るから
思わず 今着ているワンピースの下を
一瞬想像してしまったのは言うまでも無く

「それは…、夜までお預け…だよな?」

「えっ、う、う…ん?そのつもりだけど…」

それじゃあダメだったのかと
聞きたげにみくりが言って来て

「まぁ、今は、君も何かをするにしても
休み休みの方が良いだろうからな。
あっちに戻ったら、近くのカフェで
休憩でもして、15時に
ホテルにチェックインするか」

あんまりウロウロとしてたら
気分が悪くなるのは確かだから
間に休憩をして貰えるのは有難いけど

2時間半のランチクルーズを楽しんで
コンベンションセンターの前の乗り場に戻って来る

そこから車を置いている
ショッピングモールの駐車場まで戻りがてらに
適当なカフェに入って休憩する

ソファ席で並んで座って
ゆっくりとしながら

温かいミルクココアを飲みつつ
隣の旦那さんの身体にもたもたと
自分の身体を預けてもたれ掛る

「何だ?今日の奥さんは随分と
甘えたさんなんだな…、クリスマスだからか?」

「だって、今日…はさぁ?
おデートしてるぽいんだもんっ」

割と毎月の様にあっちこっちに
お出かけと言うか旅行と言うかしてるけど
クリスマスムードがあちこちからするせいか
デートしてる感がするのは気のせいでは無いはず

「まぁ、デートである事には変わりないけどな。
なぁ、みくり…、ちょっと
イチャイチャでもするか?」

「でもっ…、ここ、お店の中だよ?」

透け感のある カーテンと間仕切りで
半個室の様になって居るから
周囲から見える訳では無いのだが

「ソファ席なんだし、こうしてても
違和感はないと思うがな?」

「まっ、まぁ…そうなんだけどね?」

「夫婦なんだしな?」

「キスはダメだからね?」
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