第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
隣の市ではあるが
気温が二田程あっちは冷え込む事はなく
神南港市は氷点下まで冷え込むのは珍しい
「杏寿郎…、朝ご飯出来てるよ」
卓上のIHコンロでは
湯豆腐が昆布の上でゆらゆらとしていて
「湯豆腐か…」
「そうそう、豆腐があったし。
白菜も入ってるよ。白菜は
買わなくていい位あるもんね」
厚めに切っただし巻き卵と
湯豆腐に朝に作り直すと
みくりが言って居た
ボイルの伊勢海老が
大胆に半身ずつの味噌汁に
中条の家から届いた
大根で作った 煮物と甘酢漬け
冬至のカボチャの残りとまだ残っていた
サツマイモを一緒にそぼろ煮にしていて
「朝から、煮物作ったのか?」
「途中までレンジだよ?
さつまいもとかぼちゃはレンジでしたけど。
大根も、下茹でまではレンジだしね」
大した事はしていないと言いたげに
こちらにみくりが言って来て
みくりは煮物はレンジで
作れるからコンロの数とかで
調整してると確か以前言って居たか
「杏寿郎、納豆食べる?」
冷蔵庫の前から 納豆のパックを
こちらに見せながら尋ねて来て
「ああ、貰ってもいいか」
みくりがテーブルの上を
消毒して拭いて欲しいと言って来て
杏寿郎がダイニングテーブルを
消毒すると カウンターキッチンの
カウンターに出来上がった物を
運んで欲しいとみくりが並べて
消毒が出来たテーブルの上に
その朝食を並べて行く
手は込んでないと本人は言うが
朝から賑やかな食卓を眺めていると
どうにも今日も朝から俺は
白ご飯が進んで仕方が無さそうなのだが
一緒にダイニングテーブルで
頂きますをして
伊勢海老の味噌汁と湯豆腐を食べながら
俺が昨日買って来たチョコミントのアイスを
食べているみくりの姿を見ていると
どうにも 奥さんの主食は
チョコミントアイスの様に思える
朝食を済ませて 家の中を
軽く掃除をして 俺はクリスマスなんだし
リビングはルンバがしてるからと言ったが
奥さんが掃除ちょっとすると言うので
掃除を済ませて 身支度をすると
「荷物、これか?先に車に積んで置くぞ?」
みくりがキャリーバックに
荷物を用意して居たので
支度を待つ間に車のトランクに積み込んで置いた
「ねぇねぇ、ランチクルーズってさ。
ちょっと小綺麗にして置く位でいいよね?」