第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「ねぇねぇ、ちょっとだけ味見する?」
完成した伊勢海老の味噌汁を
味見をするかと問いかけて来て
ちょっとだけ小皿に移して
こちらに勧めて来るから
その小皿をみくりの手から受け取って
「じゃあ、ちょっとだけ…貰おう」
と味見をしたのが最後で
結局美味しく伊勢海老のお味噌汁は
2人で飲んでしまったので
みくりが残ってる分に
冷凍庫にあるボイルの伊勢海老を入れて
朝に新しく伊勢海老入りの味噌汁を
朝食に作ると言っていた
その後はいつも通りに
一緒に風呂に入って
ベッドルームで一緒に
観篝の代りにとみくりが買った
炎の揺らぎが見れる
アロマディフューザーを寛ぎながら眺める
今の生活の中では長時間ずっと
篝火を眺め続けるのは難しいので
揺らぐ炎をダイニングテーブルの上の
甘露寺から貰ったキャンドルや
みくりの買っていたペレットストーブや
この巣ごもりの時に買ったと言う
アロマディフューザーで
生活の中でそれが観れる様にしてる
本来のやり方ではないから
効果があるのかとかその辺りも分らないが
自分達の日常の中に
あの頃の煉獄家でしていた習わしも
取り入れようと言う
これも一種の俺達の夫婦の形なのだろうが
「ベッド、買い替えても良いかもな
こうして、ここで寛げる様に
リモコンでリクライニング出来るのに
変えても良いかも知れないけどな」
自分の身体にもたれ掛っているta
みくりの身体の肩を抱きながら
そんな事を問い掛けてみた
「いいよ、今しか使わないんだったら。
ベッドが壊れたとかなら買い替えてもいいけど」
「だが、君がの和室で寝る様の
ベッドがある方がいいんじゃないか?
畳の上に置けないからな、あれにするか?
エアマットレスの分厚い自動で膨らむ。
あれがあれば、来客時でも使えるし、
要ら無くなればコンパクトに収納できるしな」
「こたつ…買いたいって言ってなかった?」
「こたつはお預けだな、あの和室にこたつを
置いてしまって、あそこで寝られて
風邪でも引かれたら適わないからな」
ぷぅと不満そうに奥さんが
頬を膨らませていたので
こたつは欲しかったのかも知れないが
「安定期になれば、
その眠気も収まるらしいからな。
その頃になら、買ってもいいぞ?こたつ」
「その頃には、冬が終わっちゃうじゃん」