第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
去年のクリスマスに
泊ったホテルのクリスマスプランは
棚ぼた的に貰った貰い物だったので
旦那さんとしては納得が出来てなかったらしく
去年から今年のクリスマスは
丁度週末がクリスマスだって
最初から分かってたから
24日はホテルのクリスマスプランを
杏寿郎が予約をしてくれているらしく
って事は…?
「え、じゃあ、明日は…
お夕飯を作らないって事?」
「ああ、そうなるな…」
「じゃあ、買ったお肉は冷凍しといて。
25日の日にローストチキンと、
ローストビーフとピザにするね。
あ、そうだ…、明日のホテルってさ」
「それは、明日行ってからのお楽しみだな。
乾杯するんだろう?買ってあるぞ、
ノンアルコールのビール」
杏寿郎がピルスナーの足つきのグラスに
ノンアルコールビールを注いでくれて
チンっとグラスを合わせて
乾杯をすると
「食べられるのか?」
「ちょっとは、食べられそうだよ?
どうしたの?杏寿郎」
「明日はカンパンとビスケットと
ミニトマト持参になりそうだな」
「イチゴッイチゴも食べられるからっ」
「これ、また木崎先輩から貰ったんだがな?
クリスマスのランチクルーズのチケット」
「これっ、また貰っちゃったの?」
木崎先輩は明日から
彼女と沖縄旅行に長期の休みを取ってて
取引先からのご好意で貰ったから
無下にも出来ないと譲って貰ったんだと
みくりに説明をした
ビュッフェスタイルだから
食べられそうなものを食べてくれればいいと
どうするかと聞くと
「行きたい…けど、いいの?」
「ああ、明日泊まるのも、
どうせ、神南港市だからな。
今回は、海辺のベイエリアじゃないがな」
「今回は、そっちじゃないの?
ッと言うと…もしかして…北側とか?」
「ああ。今回はそっち側だな。
海側にもいい感じの店があるが。
北側の異人館の辺りも雰囲気のある
店が多いだろう?トリックアートの
領事館もあるぞ?前に白浜で話しただろう?」
そう言えば 異人館でトリックアートが
楽しめる場所があるって話をしたっけ?
「ベイエリアのめぼしい所は
もうひとしきり泊ったからな。
その辺りのホテルと同等となるとな…」
そっちの方も考えてたけど
あの辺りの五つ星のホテルは
みんな泊ったことがあったから
私の好みに合いそうな所を
探して予約してくれてたんだ…