第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
カボチャのポタージュは
昨日の冬至のカボチャの煮物を
流用したやつだと説明して来て
丸い皿にはクリスマスリースに
見立てたカプレーゼサラダがあって
生ハムを巻いて作ったバラがあしらわれていた
「生ハム、バラにしたのか」
「カプレーゼ風のサラダにしたんだ。
生ハムのバラは簡単だよ?」
縦に半分に切って巻くだけだから
別に何も難しい事はしていないと
みくりが言って居て
スモークサーモンでも出来るらしいが
「でもさ、こうしてリースの形に
して盛りつけるだけで、サラダも
クリスマスぽくなるよね」
そう言いながら
伊勢海老の姿造りを盛った
お造りの盛り合わせを持って来て
「伊勢海老の頭は後で、お味噌汁にするね?
明日の朝ご飯に飲もうね」
そう言いながら テーブルの中央に
食べ応えのありそうな伊勢海老が乗った
お造りの盛り合わせを置いて
「23日の割には、色々と
豪華すぎるくらいだがな」
「そう?成瀬さんが伊勢海老くれたから
品数が増えただけだよ?明日は
ピザ作るし、ローストビーフと
ローストチキンにするからね?」
「明日の事なんだけどな…。
明日の夕飯は要らないぞ?」
ぱちぱちと杏寿郎の言葉に
みくりが目を瞬かせていて
「は?え?どう言う事…?
どこかにお夕飯食べに行くって事?」
「その…、去年は…、木崎先輩に
貰った…様なもんだっただろう?」