第89章 今年のクリスマスは… 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
胡蝶から仕事の詳細の説明を受ける
「なぁ、胡蝶…」
「はい、何ですか?煉獄さん」
「冨岡とは…どうなんだ?」
例のあの一件以来 冨岡は
うちの会社から消えていた
本人も博多の支社に行くと言って居たしな
「と、冨岡さん…とは、
連絡位は…取り合ってますよ…?
ま、まぁ、その年末は…丁度…偶然
九州に旅行に行く事になってまして…」
「そうか、冨岡に
観光の案内をして貰うんだな?」
「まっ、まぁ…そんな所です…。
って、それ、仕事に関係あります?」
むっと胡蝶がその整った顔を歪めながら
杏寿郎にそう尋ねて来て
「はははは…、仕事に関係あるかと
聞かれてしまえば、無いな!
俺が、個人的に…
胡蝶、君に聞きたかっただけだ」
「もう、真面目にやって下さいよ~。
煉獄さんだから、私も
心配はしてませんけどね?
はい、これ、お願いしたい依頼を
纏めた物になりますので、目を通して貰えますか?」
そう言って複数の依頼に関して
纏めた資料を胡蝶から受け取る
「炭治郎君に声を掛けますか?
チームで会議するなら、部署内の
小会議室押さえますよ?」
すぐにチームで検討会議をするなら
メンバーを集めてくれると
胡蝶が声を掛けて来て
「20…、いや、15分後に
小会議室に集合で頼めるか?」
「はい、でしたら。15分後に。
私は、その間にメンバーの分の
同じ資料を用意しておきますので」
こっちが依頼する前に
そうしのぶの方から言って来て
流石胡蝶だと感心させられつつも
今進行してる別件との
スケジュール調整と内容についての
メンバーとのすり合わせをしたいしな
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ーー
ー
その日の仕事は定時で上がって
明日は明日でクリスマスをするとして
今日は今日でみくりが
午後に有休をとって用意をしてくれる様なので
早く帰れるかなんて内容の
LINEを普段は奥さんは
送って来たりはしないからな
当の奥さん本人は俺の帰宅の時間が
いつも通りなのか
確認したいだけなのだろうが
俺からすれば
何か用意してるんだと分かりやすいんだが
「小さいケーキでも、買って帰るか」
去年はコンビニで売れ残ってそうな
ケーキを大量に買って帰ったが
今年は奥さんも妊娠していて
悪阻であまり食欲がないし
俺もあんなに大量のケーキは
正直やりすぎたと後悔していたので