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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第21章 惣菜屋さんと煉獄さん 後編 お相手:煉獄杏寿郎


要するに 
話を聞きたいと言う意味なのだろうが


話をしてもいいのだろうか?
聞いて気分のいい話でもないのに…


「気分のいい話では、ないかと…」

「俺は、お聞きしたい。話して頂きたいが?
そうしなければ、貴方は先には進めまい。
そう思うのだが…、違いますでしょうか?」

浴衣のままで横になっていたので
帯が邪魔になるから
横向けに寝て居たのだが

こちらを向いた彼と目が合ってしまった

「お話頂けないのなら、
昨日の夜の様にする事になりますが。
その方が、貴方が
話しやすいのならばそうしよう。
それに今夜は…どうせ俺は、
数えきれないほど貴方に
口付けるだろうので……同じ事だ」

「早いか遅いかの違いって事でしょうか?」

正解だと言う意味なのか
よしよしと頭を撫でられてしまった

「良くお解りであられる、
して、お聞かせ願えるだろうか?」

そうは 言われても…と思いもするが

でも 話すしかないような気がして

私は言葉を選びつつも
元夫との行為についての事を
杏寿郎さんに話した

いつの間にか寝ころんでいた
身体を起こして腕組みをして
私の話を聞いていたが
その内に うーんと唸り声を上げて

「もしかすると……の話ではありますが。
みくりさん、貴方はもしや…
石女ではないかもしれないが」

「ええ?でも…夫との間に
子供はできませんでしたが…」

「ああ。俺とした事が失礼を…
そのままではお辛いままでしたね。
お似合いであられたから、
少々解くのが惜しくもあるが……」

そう言われて
腰の辺りに手を差し込まれて
風船太鼓に結っていた帯を解かれる

「これで…、楽になりましたか?」

それは腰を圧迫してた
帯を解かれたからなのか

それとも胸につかえてたのもを
吐き出したからなのか


「あの、確かに、
楽にはなったようにありますが。
お言葉ではありますが。
話がそれている様にございませんか?」

トンと みくりの顔の隣に
杏寿郎が両手を付いて来て

上から あのオレンジと赤の瞳に

見下ろされてしまう
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