第88章 今年のクリスマスは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そんな話を聞いた事があるが
まさにみくりがその状態で
それだけしか食べないのかと言う程に
あの片山の家のミニトマトのピクルスと
それからこのチョコミントのアイスと
後はイチゴと マリービスケットばっかり食べている
マリービスケットとイチゴとミニトマトは
昼のランチにも持って行っている様で
1日の3食の食事を同じ物ばかり食べて居るが
身体が受け付ける食べ物と
そうでない食べ物があるらしかった
「同じ物ばっかり食べたくなるらしいよ?」
実は年末に家でカニスキをしようと
気まぐれクックでますよねのカニを
宣伝していたので注文して置いたのだが
年末にカニを頼んだぞと話しても
みくりのリアクションが薄くて
いつもだったら大喜びするのに
ふーんっと言う感じで
杏寿郎が食べてくれたらいいよ~
鍋の用意するねとだけ返して来たから
奥さんの中身がどこか他所の誰かと
入れ替わったんじゃないかと
こっちが疑いたくなる様な
そんな嗜好の変化が起こっていた
相変わらずに炊きたての
白ご飯の匂いが一番ダメらしくて
防塵マスクでおにぎりを握っていたが
炊きたての白飯をおにぎりにするのは
俺の仕事にするのはどうかと
防塵マスクでおにぎりを握っている
奥さんに提案したら感謝されてしまったのだが
普通に料理をする分には
普通のマスク位で大丈夫らしく
食事の用意は前よりは品数は減ったが
それでもテーブルが賑やかな位には
毎日用意はしてくれているので
体調が優れない日はは買って帰るし
無理はしない様にとは伝えては居るが
俺が朝に握ったおにぎりは
合間に間食に食べている様だった
昼食を終えて
一緒にお昼ご飯の片付けをしながら
「ねぇ、寒くなって来たし。
大根も貰たから、お夕飯はおでんにする?
それとも、あれにしようか?
大根とひき肉の炒め煮。それとも
ぶり大根?イカと煮る?手羽元と一緒に
お酢入れてさっぱり煮にしようか?」
送って貰った大根をどうするかの話を
こっちにして来るから
夕飯は大根とひき肉の炒め煮にして欲しいと
みくりにリクエストをして置いた
大根がメインなるおかずだが
ひき肉と甘辛く炒め煮にされた一品は
ひき肉の味が満足感を満たしてくれるからな
片付けを済ませると
クリスマスツリーの飾りつけの残りを
みくりと一緒に終わらせた