第88章 今年のクリスマスは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
妊娠してるって検査して知る前から
体調は悪かったから…
妊娠が分かる前にも して無かったし
良く考えたら… 1ヶ月してない??
「みくり?どうかしたのか?」
自分の体調が悪かったから
全然そんな事まで頭が行って無かったけど
「杏寿郎」
「何だ?」
「杏寿郎は大丈夫なの?」
「何が大丈夫なんだ?俺はいつも通りだぞ?」
「どっか、おかしくない?身体。
出さな過ぎて、調子悪くなったりとか…」
俺が医者にあんな質問をしたからなのか
良く分からない方向から
俺が体調を崩していないかと
奥さんに心配されてしまったが
入籍してからの5月からこっちは
毎日の様に…その してた訳だから
それを突然にあの巣ごもりを境にして
全くしなくなってるから
奥さんが俺の体調を気にするのも…
無理は…ない…のか?
「別に無理して、俺に付き合おうとか
しようとはしなくていいぞ?奥さんの
体調が悪いのは、見てても分るしな」
ギュウウっと手を繋いだままで
みくりが杏寿郎の身体に
自分の身体をピッタリと寄せて来て
「でもぉ~、全く何にも無いのも、寂しい~」
「あのなぁ、そう言われてしまうとな。
俺も男だからな?そう言う気分になるんだぞ?」
むぅ~っと みくりが口を尖らせて
ぷぅっと頬を不満そうに膨らませるから
「……中途半端にしたら、余計に…
杏寿郎は…ムラムラしちゃう?
えっちな事、したく…なっちゃう?」
「奥さん…、この話は家に戻ってからな?」
全くこの奥さんは そう出来ない時に
そう出来ない場所で 煽って来る天才だからな
こっちにその気もつもりも全くない時に
あんな顔をしながら そんな事を聞いて
俺を一瞬で焚きつけて来るからな
当の本人は… 妊娠中は夫婦の営みが
今まで通りに 出来ないから申し訳ないと
そんな風に思って言ってる事なんだろうがな
「奥さんは、俺が出来なくて、
自分の性欲を持て余してるとでも
思ってるのかも知れないが?
元を辿って正して見れば。
そうなったのは俺がした事なんだぞ?
俺が奥さんを、妊娠させたんだろう?」
そっか そうだった…
入籍した辺りから 子供が欲しい欲しいって
言ってたの旦那さんの方だった…ッ
本格的に作るってなった辺り位からは
自分もかなり欲しくなっちゃってたから…