第87章 世界で一番僕の姉さん お相手:若干逆ハー気味 現パロ
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そして その次の日は
お詫びのケーキを買って宇髄さんの家に
2人でケーキを持って行った
煉獄さんは宇髄さんの家の
余ってる部屋に下宿してるから
ケーキを持って行くと
宇髄さんに掴まってしまって
今日こそは一緒に夕飯を食べて行けと言われて
それで…今
宇髄さんの家のリビングで
宇髄さんがお夕飯を作っていて
それを 私とむいくんと煉獄さんで
3人でスマブラをしながら待っていて
「ちょっと、お手伝いしてくる」
区切りのいい所で コントローラーを置いて
キッチンに居る 宇髄に
手伝えることが無いかと
みくりが声を掛けると
『え?マジ?手伝ってくれんの?
こっちのこれ、皿に盛り付けてくんね?
こっちと、これと、一緒にさ』
仕上がっている料理を
木製の丸い皿にバランス良く見える様に
みくりが盛り付けて行くと
「こんな感じですか…?宇髄さん」
『お、いいじゃんいいじゃん。
みくりちゃん、盛り付けのセンスあるじゃん。
ねね、こうしてたらさ。
なんか、新婚さんみたいじゃね?』
「えっ、え?…し、新婚さん…?」
『宇髄、あまりそんな風に揶揄うのも
どうかと俺は思うけどな?彼女が
どうしたらいいのか、返答に困って居るだろう?』
「れっ、煉獄さん…、スマブラ…は
もう、良かったんですか?」
『宇髄は料理上手だが、凝り性だしな。
俺としては…君の弟が大絶賛する、
君の手料理が食べてみたい物だがな…』
「えっ、ええっ?私の料理……なんてっ
そんな、他所の方に食べさせるような…
大それた様な物じゃありませんから…」
ズイっと距離を詰められてしまって
すぐ目の前に杏寿郎の顔があって
ニッ…とその顔が笑顔に変わると
『なら、他所の方じゃ無くなれば
いいだけの事だな?』
『はいはーい、ストップ。そこまでな。
んな事言って、どさくさ紛れて
みくりちゃんの事口説いてねぇで。
煉獄、お前もここ居るんだったら。
テーブルでも、ちゃっと拭いとけつーの』
今度は 煉獄さんの言葉に
何て返事をしたらいいのか戸惑って居ると
今度は 宇髄さんが 助け舟を出してくれて
グイっと後ろから
肩に腕を回されてしまうと
後ろに居たのは弟の無一郎で
『悪いけど、姉さんは僕の姉さんだから。
勝手に口説かないでくれない?』