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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第87章 世界で一番僕の姉さん お相手:若干逆ハー気味 現パロ



みくりが手の平の上の
チュッパチャップスをどっちの味がいいか
無一郎の方へ見せて来て尋ねた

「要らない」

「えっ?要らないの…?美味しいのに?」

ぐすっと涙目にみくりがなると
無一郎がその整った顔を歪ませると

「分かったよ。じゃ、こっち…」

選んで指差した方のチュッパチャップスを
みくりが無一郎に差し出して来て
差し出されたチュッパチャップスを
無一郎が受け取って自分の制服のポケットにしまう

「ここから、外に出てから食べようね?
不死川さんはね、顔は怖いんだけど。
すっごい、優しいんだよ。それからね、
いつも、飴ちゃんくれるの」

「何それ、あんな人に餌付けさてるの?姉さん。
ふーん、そうなんだ、いつも…ね」

夕飯の買い物を済ませて
エコバックに買った物を入れると

無一郎が手を広げて伸ばして来て
手に持っていた荷物を奪われる

「そんなに重たくないから持てるよ?」

「別に、いいじゃん。誰が持ってもさ。帰ろ」

そう言って荷物を持ってない方の手を
無一郎がみくりに差し出して来て
そのまま手を繋いで家まで歩いて帰った

昔は良くこうして手…繋いで帰ったな~って

あの頃のむいくんの手 小さかったなぁ

こうして 繋いで気が付いたけど…

身長も私よりちょっと大きくなっちゃってるし

それに手も…顔は昔から同じで

可愛らしいまんまだけど

しっかり… 可愛い顔してても

やっぱり 男の子…なんだなぁって


そのまま 手を繋いで歩て居ると

丁度 向こう側から

グレーのパーカーを被って
チューインガムを膨らませながら
ポケットに手を突っこんで歩いてる

お隣の家のお兄さんが歩いているのが見えて


『同じ顔が並んでると思ったら。
お前等かよ。今、帰り?
飯、まだな感じ?買い物して来たんだろ、それ』

そう言って宇髄が無一郎の手にある
エコバックを指差して来て

『一緒に飯にする?自分の分作んのも。
4人分作んのも一緒だし?』

「え?でも…、そんなの悪いです…し」

「え…、僕は、この人のより
みくり姉さんのご飯がいい。
みくり姉さんのご飯、世界一だから」

バシバシと無一郎の背中を
もじもじしながらみくりが叩いてて

『相変わらずすぎッじゃね?
弟離れも姉離れも出来てねぇのな、お前等』

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