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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第86章 巣ごもりのその後 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「イチゴのタルトを買って来たんだが、
どうだ?食べられそうか?」

「イチゴのタルト?
食べたい食べたい。イチゴ」


バカラのグラスにノンアルコールの
シャンパンを注いで
甘露寺から貰った
LEDのキャンドルライトをテーブルに置いて

「赤ちゃんに乾杯?」

「そうだな、君と、俺との
愛の結晶に…乾杯だな」

「あっ、愛の結晶…って、
なんか、むずむずするしっ、こそばゆい…よ」

「そうか?二人の愛の結晶だろう?」

「ねぇねぇ、ケーキカットする?」

「俺と君との共同作業の結果なら、
もう、みくり。君のここに居るだろう?」

「じゃあ、3人でするのは?」

結婚式でするケーキカットは
夫婦の共同作業だが
みくりが3人でケーキカットを
一緒にしようと言って来て

「杏寿郎の膝に乗ってもいい?」

「それは別に構わないが…」

「それで、こっちの手で
一緒にケーキナイフ持つでしょ?
それでね、空いてる方の手はこっち」

そう言って自分のお腹の上に
杏寿郎の手を重ねて
その上からみくりが手を重ねて来て

「3人でケーキカットか…、
だったら、親子の共同作業になるな」

3人と言うには 気が早い気もするけど
一緒にケーキを半分にカットして

「誕生日ケーキでもないが、
俺達家族の記念日には違いないしな」

「はい、杏寿郎。あーんして?」

「食べさせてくれるのか?
結婚式みたいだな、ケーキカットして
ファーストバイト付きとはな」

杏寿郎が開けた口の中に
フォークでタルトを入れると

「俺からも食べさせるか?ケーキ」

「じゃあ、イチゴだけ欲しいかな。
イチゴだけだったら、食べられそうだから」

「イチゴだけな…、これなら良いか?」

杏寿郎がフォークにイチゴを刺して
みくりの方に見せて確認して来るから

「うん、イチゴ、食べさせて?杏寿郎…」

あーんっとこちらに
イチゴを食べさせてもらう為に
みくりが口を開いて
その中にイチゴを放り込むと

カチャっと音を立てて
皿の上に自分の手のフォークを置いて

イチゴの様な赤い その唇に
タルトの上に飾りで乗っていた
ホイップクリームを指先に乗せて

口紅を塗る様にして
指先のホイップクリームを塗り付けると

そのまま舌で そのクリームを
杏寿郎が舐め取ってしまって

「んっ……」

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